ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 伊東市 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:伊東市

 伊東市の田久保前市長の学歴詐称問題をめぐって、選挙費用など約8200万円を前市長に請求するよう市に求めた住民監査請求で、伊東市の監査委員が7月2日付けで請求を棄却したことが報じられました。

 嘘を吐いた政治家が痛い目に合うことを期待していましたが、危惧していたようにこの制度はハードルが高かったようです。そもそも市が選挙費用などを支出したこと自体はやむを得ないことであり、これが違法だったとは言えません。ただ、その余計な支出の原因者に損害賠償請求をすべきであるのにそれを「怠った」ことは認められてもいいのではないかと思っていましたが、難しかったようです。

 請求人側は住民訴訟に持ち込むようですが、これも住民監査請求と要件は同じなので、同様に難しいでしょう。

市は損害賠償請求すべき

 地方自治制度に基づく住民監査請求や住民訴訟は、様々なハードルがあって難しいでしょうが、市が一般個人や法人と同じ立場で、普通に民法上の不法行為による損害賠償請求を起こしてもいいのではないかと思います。田久保前市長の故意又は過失で市に損害が発生していることは事実です。道路のガードレールを壊した人に対して損害賠償請求するのと同様に、市は前市長に損害賠償すべきです。
 嘘をついて市に多額の損害を与えた前市長が、職を失っただけで他の懲罰が科されないようでは、再発防止になりません。
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 2026年5月7日、市民有志でつくる団体「田久保前市長×1億円請求プロジェクト」のメンバー2人が、伊東市の現在の市長に対し、田久保前市長への損害賠償請求を求める住民監査請求を提出しました。市の監査委員は60日以内に結論を出さなければならないことになっているので、もう1週間ほどです。

 請求人は、田久保がこの虚偽記載を行わなければ、学歴詐称は問題とならず、市長選挙は通常どおり1回実施されるのみで足り、その後の不信任決議、議会解散、市議会議員選挙、再度の不信任決議、失職及び市長選挙という一連の異常な経過は発生しなかったと述べています。その通りでしょう。

 報道ではよく分からないのですが、田久保氏に対する損害賠償請求は民法の不法行為を想定しているのだろうと思います。民法第709条は故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。と規定しています。

 民法はあまり勉強していませんが、田久保氏に虚偽記載という故意又は過失があったことは確かです。市に損害が発生していることも確かです。田久保氏の虚偽記載と市の損害の間に因果関係があるのも一般的には確かですが、それが法律上認められるがどうか?

 市が余計な選挙費用等の支出を余儀なくされたことが、法律上保護される利益を侵害したと言えるかについては、興味深いところです。制度上はあのような場合に長が議会を解散する権限があることは確かですが、自分で虚偽記載しながら議会では誰も信じることができないような嘘っぽい答弁を繰り返した挙句、議会を解散することが許されるかどうか?

 仮に、議会を解散せずに辞職か失職していた場合にも、市長選挙1回分の損害賠償請求が認められるかどうか?

 住民監査請求をした側は、請求が認められなければ住民訴訟も辞さない構えです。どんな結果になるのか、楽しみです。嘘を吐いた政治家は痛い目に合うという前例になることを期待しています。
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 2月14日午前、伊東市・田久保前市長の自宅に静岡県警が家宅捜索に入ったことが速報されました。前市長は、虚偽の学歴を報道機関に公表させた公職選挙法違反など複数の容疑で刑事告発・受理されていますが、県警が「卒業証書」の任意提出を求めたのに対し、提出を拒否する回答書を手渡していました。

 しかし、あの「卒業証書」を調べることは様々な疑惑の解明に必須です。あれを作成したのが前市長自身でなければ、有印私文書偽造の罪には問えないでしょう。また、偽造した人の動機が、人を騙すために行使する目的ではなく、卒業できなかった彼女に対する同情や冗談だったとしたら、それを行使した前市長も有印私文書偽造・行使の罪に問えないように思えます。あの「証書」が不正な行使を目的に作成されたものでないということになってしまいますから。

 しかし、そうだとすると、卒業したと思っていたという彼女のこれまでの説明が根底から嘘だったことになります。「卒業証書」は、チラ見せされた程度では分からなくても、ちゃんと見れば偽物だとすぐに分かってしまうようなものかもしれません。

 もう前市長が公選法違反で不起訴になろうが有罪になろうが無罪になろうが執行猶予になろうが、社会的には何の影響もないでしょう。騒ぐのも馬鹿馬鹿しい気もしますが、あの太々しい前市長が罰せられるところを見たいという、野次馬的な興味はあります。
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 市議会解散に伴う伊東市議選(定数20)は10月19日投開票されました。当選した20人のうち、田久保市長への再度の不信任決議案について賛成の意向を示す人が19人、反対は1人だけの見込みです。31日に招集される臨時議会で決議案が再び可決され、田久保氏が失職することは確実です。

 ここまでは地元の情勢を全く知らない私でも確実に予測できることですが、この先が問題です。

 田久保氏の失職後、12月に市長選挙が行われ、田久保氏が再び立候補する可能性が高いでしょう。ただ、彼女が仮に当選したとしても、市議会は反田久保派がほとんどという状態では、市政の停滞、混乱は不可避です。告発されている罪のどれかで有罪になるかもしれませんし・・・。市のことを思えば、田久保氏は身を引いたほうが・・・。

 彼女が当選するなどあり得ないと思いたいところですが、反田久保派の候補が乱立したり、メガソーラーへの反対派と賛成派の争いのような構図を作られてしまったりした場合、思いもよらない事態にならないか・・・。

 伊東市の皆さまの良識に期待しています。
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 伊東市民有志が田久保市長の辞職を求める署名を始め、わずかの間に目標の5倍、5千件を超える署名が集まったと報じられています。ただ、あの市長の言動を見る限り、署名が集まったくらいで辞職するとは思えません。

 一方、市議会9月定例会の招集が告示され、この定例会では市議らが早いうちに不信任決議を行う構えであると報じられています。これには期待しています。ただし、不信任決議が行われた場合、市長が議会を解散し、その後の再度の議決ということになりそうですから、まだ数か月はかかるでしょう。

 伊東市は、この下らない騒動で、令和7年度が無駄になってしまったと思います。早く新たな市長の下で体制を立て直さなければ、令和8年度の予算編成、事業計画に支障が出てしまいます。

 無関係の私ですら、19.2秒だからチラ見せじゃないなどという馬鹿げた論点ずらしの主張にうんざりしています。彼女、真面目にあんな主張をしているのか、議会をおちょくっているのか・・・?
 私は、大学を卒業していないこと自体は全く問題ではないと思います。問題なのは、嘘をついていたこと、バレた後もくだらない言い訳を重ねていることです。伊東市民がお気の毒です。
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