ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 佐藤優 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

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 著者もまえがきの中で、「日本人優越論」を唱えようとしているのではないと断っていますが、日本はまだ豊かで、住みやすい国です。特に高齢者にとっては、病気になっても公的医療保険の高額療養費制度のおかげで高度医療が無理のない自己負担で受けられます。介護保険制度も整っていて、介護が必要な状態になっても支援が用意されています。

 私も、今の高齢者はとても恵まれていると思います。各地に図書館があり、アマゾンプライムなどの配信サービスや無料のネットゲームを使えば、昔の年寄りのように退屈せずに過ごせそうです。著者も、「日本には『自分が本当に幸せだ』と感じることのできる条件が、すべて揃っている。特に定年後の人たちには・・・」と述べられています。

 第一章「定年後のマインド「リセット」」では、過去の華々しい「自分像」と決別、活躍していた過去に固執しないことが説かれています。当然のことですが、なかなかそれができない人もいます。

 この種の老後の生活についての本と同様、「おカネ」「交友関係」「仕事」等についても一通り触れられていますが、「定年後の勉強」関する記述がこの著者らしく、私にとっては最も参考になります。しかし、卒業論文の続編を手がける気持ちにはとてもなれません。

 教養みがきに、高校の教科書の復習が推奨されています。やはり山川出版社の「もう一度読む山川倫理」、同世界史、同地理などのシリーズが役に立つようです。

 本書を読んで、これから読みたい本がまた増えてしまいました。
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 本書は、2022年2月24日に起こったロシア軍によるウクライナへの侵攻を受けて6月に出版されたものですが、全部が侵攻後に執筆されたものではなく、2005年ころから著者が週刊誌などに載せた文章が集約されています。

 中堅官僚に過ぎなかったプーチンが権力を掌握するに至った過程、手法日本との北方領土交渉の状況なども詳細に説明されています。私が本書を手に取ったのは、プーチンがウクライナ侵略を始めた理由、プーチンの主張する正義を知りたかったからですが、それらももちろん説明されています。ただ、複雑すぎて、なかなか頭の整理ができません。でも、プーチンが全面的に悪で、ゼレンスキーが善だと決めつけることもできないことは理解しました。

 今の日本では、ウクライナでの戦争について多少なりともロシアに理解を示すとバッシングを受けそうな雰囲気があります。著者もそれを承知しているので、再三、「今回のロシアによるウクライナ侵攻は、ウクライナの主権と領土の一体性を毀損するとともに、既存の国際秩序を武力によって変更する、許すことのできない行為だ。」と主張しつつ、プーチン側の言い分を説明しています。

 本書を読んで理解したのは、ウクライナは決して一体ではなかったということです。帝政ロシア時代、ウクライナの東部や南部は小ロシアとも呼ばれ、その地域には日常的にロシア語を話し、「自分は広義のロシア人だ」という自己意識を持つ人が多いようです。一方、西部(ガリツィア地方)は元はハプスブルグ帝国の版図で、同帝国解体後はポーランドに属し、日常的にウクライナ語を話します。両者が一つの国に統合されたのは、第二次大戦後、ソ連領になってからです。

 ウクライナの政治は、ロシア寄りの人々、独立派の人々のせめぎあいで、この独立派の中には、親ナチスの流れをくむ人たちもいたため、ロシア側がゼレンスキー政権をネオナチと非難する根拠になっています。

 

 クリミアの問題にしても、欧米のメディアの報道だけを見聞きしていては分からない問題も多いことを知りました。

 ウクライナの問題は、ロシア側の言い分には理解できる点も多いものの、武力侵攻で解決しようとした点で、どこかにプーチンの大誤算があったのでしょう。こんなことをしなければ、ウクライナは次第に小国に分裂し、順次ロシアに飲み込まれていったかもしれません。プーチンの侵略により、ウクライナの民族意識が強固なものになったようです。

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 「キングダム」(原泰久原作)は、春秋戦国時代の中国を舞台に、天下の大将軍になる夢を抱く元下僕の少年信(しん)が、政(せい。後の秦の始皇帝)を助けて活躍するアクション漫画です。2006年から週刊ヤングジャンプに連載され、大人にも大人気で、コミックの発行部数が累計6400万部、アニメでも人気を博し、実写版の映画がテレビでも放送されました。

本書は、ビジネスパーソンにも大人気の「キングダム」を題材に、組織でのサバイバル戦略を論じたものです。「キングダム」のファンであり、この著者のファンでもある私としては、読まないわけにいきません。私が「キングダム」を読み始めたのも、「僕らが毎日やっている最強の読み方」の中で、ビジネスマンが読むべき漫画として著者が推薦していたからです。

「僕らが毎日やっている 最強の読み方」(池上彰、佐藤優)を読んで

 

 「キングダム」の中のエピソードを取り上げ、外務省や拘置所などでの著者の経験も織り込んで人が社会(特にビジネスの組織)の中で生き残る方策が説かれています。

 戦闘に勝った後、味方の部隊が住民を蹂躙しているのに義憤を感じた主人公が、その部隊の将(主人公より階級が上)を斬ります。本来、死罪になるはずの主人公をライバルが助けます。ここで、「仲間の不義にどう対処するか」が論じられます。著者は、組織内の悪を眼にした場合は、できる限り、上層部やコンプライアンス室に内部告発したりせず、見ないふりをすべきだと説きます。その場で感情を爆発させず、その悪を放置すると組織や自分のチームが崩壊する恐れがあるか、また、組織内に自分の味方になってくれそうな人がいるかを見極めなければならないと説きます。納得できない気持ちもありますが、処世訓としてはたしかにそのとおりでしょう。

 直属の上司にパワハラを受けている場合の対応なども論じられています。

 

 「復讐するは我にあり」とは、復讐を決意する言葉だと誤解していました。この言葉は、聖書の中の神の言葉で、「復讐するのは神である自分の仕事で、人間は復讐など考えてはいけない」というのが正しい意味のようです。著者は、組織の中で理不尽な仕打ちを受けた場合も、半沢直樹さんのように「倍返し」などすべきでないと戒めています。

 

 私は、現役時代、組織内でこんなにうまくやれていなかったと思います。多くの人も同様でしょう。でも、参考になる本でした。

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 先日、「僕らが毎日やっている 最強の読み方」(池上彰、佐藤優)を読んだところ、この本が紹介されていました。
 「僕らが毎日やっている 最強の読み方」(池上彰、佐藤優)を読んで』

著者は、世界で起こっていることを正しく理解するためには、この10冊を知ることが有効だというお考えであり、私も、手っ取り早く内容を理解したいと思い、読んでみました。

 

 この10冊の本とは、次のとおりです。

   アンネの日記

   聖書

   コーラン

   プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

   資本論

   イスラーム原理主義の「道しるべ」

   沈黙の春

   種の起源

   雇用、利子および貨幣の一般理論

   資本主義と自由

 

「アンネの日記」は、中学校の課題で読みました。早いころに出版されたものは、父親がそのまま出版するには忍びないと考えた部分(性的な記述や母親への反目など)を削除するなどしており、その後、アンネが書いたままのものが出版されたそうです。そんなことは知りませんでした。私が中学時代に読んだのは、多少は性的な描写もありましたが、時期的に、父親の検閲を経たものかもしれません。

 

 それ以外の本も、なんとなく内容は知っている気になっているものの、本当のところは知らないもの、まったく知らなかったものもありました。

 コーランには何が書かれているのか、なぜイスラム原理主義者はテロを起こすのか、一応の知識は得られましたが、今度はもう少し詳しいものを読んでみようと思います。


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 著者お二人は、著名な方たちだけに、支持派とアンチ派が分かれるようですが、この二人が他のキャスター、評論家などに抜きんでて幅広い知識、教養を持っておられることは確かだと思います。

地方公務員も含め、普通の職業人は、普段の仕事を進める中では自分の仕事のことだけ精通していればこなせますが、新たな状況に対応しなければならない場合などは、幅広い知識、思考力、判断力が必要になります。私も、これまでの公務員生活で、そのことを痛感しています。

そこで、社会の出来事の意味を正しく理解するための基礎的な知識を効率的に取得するヒントを得るため、本書を読んでみました。

 

新聞について

 以前は、産経新聞だけは右寄りの立場を鮮明にしていましたが、その他の新聞は立場を表には出しませんでした。それが、近年は、保守系、リベラル系と明確に分かれ、記事に取り上げる内容や論調に大きな違いが生じています。したがって、本当は立場の違う2紙を購読するのがいいのでしょうが、普通の職業人が毎日2紙を読むのは大変です。全国紙、地方紙の中から自分の好みに合う1紙だけ購読し、時々駅売りや職場で傾向の異なる他紙も読み、論調の違いを確認すればいいとのことです。

 

教養を身につける読書

 私が、本書を手に取ったのは、特に、基礎的な「教養」を身につけるためにはどんな本を読めばいいのか参考にしたかったためです。

 私は、昔から読書が趣味だったので、いろいろな分野の本を読んでいますが、知識に欠落している部分が多いと感じています。欠落している部分のうち、日本の芸能界に関する知識などは補完する必要は感じていませんが、例えばイスラムに関することは補完したいと考えています。

 本書では、様々な分野の入門書、勉強法が紹介されています。

 歴史については、高校の日本史A、世界史Aの教科書がいいようです。なぜAかというと、進学校で使う日本史B、世界史Bは、難関大学の入試に対応するため情報量が多すぎて流れが見えにくいので、流れを理解するには職業高校などで使われているAの方が適しているとのことです。

 

 紹介されている入門書の中から、取りあえず、私に全く欠落しているイスラムに関する知識を得るため、また、不足しているキリスト教に関する知識を得るために、阿刀田高さん著の次の本を読んでみようと思っています。キリスト教とイスラム教に関する基礎的な知識なしに、世界で起こっていることを理解することは難しいだろうと思います。

 「コーランを知っていますか」

「旧約聖書を知っていますか」

「新約聖書を知っていますか」

「やさしいダンテ〈神曲〉」

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