ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 八王子市 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:八王子市

 東京都八王子市が、職員による住居手当と扶養手当の不正受給があり、計256人の職員から計2094万円を返納させたことを10月7日に発表しました。

 起こりがちなことではありますが、住所変更手続、年末調整手続などの際のチェック体制にも問題があったのでしょう。

 八王子市の制度では、賃貸住宅に住んでいる35歳未満の職員に対し、毎月15,000円が住居手当として支給されますが、自宅購入後も住居手当を受給していたケースが複数確認されており、最高額は118万円に上ったとのことです。私の古巣の県庁などでは、住居手当は家賃の額に応じて(ただし限度額あり)いて、年齢の要件などありませんでした。私の在職当時は多くの団体で同じような制度だった思いますが、今は様々な制度があるようです。

私も不正受給の誘惑にかられたことが・・・

 私も不正受給の誘惑にかられたことがあります。自宅に妻子を残して故郷の市に単身赴任になり、実家で当時一人暮らしをしていた父と同居したのです。知り合いから、「親父さんと賃貸借契約書を作れば住居手当がもらえるよ」とそそのかされましたが、後ろめたいので思いとどまりました。

住居手当は原則廃止すべき

 昔は多くの団体で、自宅を所有して住んでいる職員にも、わずかばかりの住居手当が出ました。家賃負担がないのに支給することはおかしいという意見で、今は多くの団体で廃止されています。

 しかし、家を所有するかどうか、どの程度の快適性のある賃貸住宅に住むかは各人の勝手であり、その選択に雇用者が経済的援助を与えるべきではないでしょう。今の制度は、マイホームに対するペナルティーです。一生賃貸で暮らすことを選択する人も増えています。住居手当は原則として廃止し、自宅を離れて勤務せざるを得ない地域に勤務を命じた場合などだけ支給すればいいと思います。
 浮いた財源は、基本給に回すべきです。
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 一部の自治体で、新型コロナウイルスのワクチン接種について、高齢者の受付が始まりました。46日の報道によると、東京都八王子市は、5日午前9時から65歳以上の高齢者を対象としたワクチン接種の予約受付けを先着順で開始しました。誰もが予想するとおり申し込みが殺到し、インターネットでの予約は開始からわずか30分、電話での受付けも1時間半で締め切られました。

 テレビでは、何度電話をかけても繋がらずに諦めた高齢者の様子、ネットで申し込もうとしたけれども繋がらず、ようやく繋がったときには締め切られていてがっかりする高齢者の様子が中継されていました。

 

なぜこんなやり方を?

 これでは高齢者が気の毒です。このような事態になることは誰もが予測できたことで、高齢者の中には初めから諦めてパスした人も多いことでしょう。私もここの住民だったら、こんな狂騒曲に加わることを拒否し、少し落ち着くまで待ったと思います。

 こんな先着順は、公平に見えて公平じゃないと思います。素早く予約できたのは、機敏に動ける元気な高齢者や、子や孫が手伝ってくれた高齢者だったのではないかと想像しています。

 

他の自治体は

 供給されるワクチンの量が極めて少量ずつのため、多くの自治体では、高齢者施設の入所者や職員から接種する計画のところが多いようです。

 また、基礎疾患のある高齢者に対して医療機関で行う個別接種から始める自治体、高齢者でも年齢の高い層から順番に受付を開始することを予定している自治体もあるようです。

 このように、自治体の実情、医師会や医療機関の協力体制などを勘案し、適切に計画すべきでしょう。

 早い者勝ちなど、計画は楽でしょうが、電話受付けの体制整備など、費用がかかるうえ住民の不満を引き起こします。

 他の自治体は八王子市のケースを「他山の石」として、円滑に実施していただきたいと思います。

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