ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 北方領土 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:北方領土

 信じがたい発言があったようです。北方四島ビザなし交流の訪問団の一員として国後島を訪問中の日本維新の会の丸山穂高衆院議員35)が、元島民の男性に対し、北方領土問題について「戦争をしないとどうしようもなくないか」「(戦争をしないと)取り返せない」などと発言したとのことです。

 酒を飲んでいたようですが、酩酊とか呂律が回らない状態ではなく、日ごろから勇ましい発言が好きな人なのでしょう。

 

 私の感想も維新代表の松井大阪市長と同じです。「本当にバカだ・・・。」

党もかばうそぶりすら示すことができず、除名のうえ、議員辞職を促していますが、当然のことです。このような人を衆議院議員に祭り上げた責任は、党が負わなければなりませんが、対応が迅速であったことは評価できます。

 自分の政治生命を棒に振るとともに、戦後ずっと平和主義を貫いてきた日本の姿勢に泥を塗り、国益を害しました。

 

 丸山穂高衆院議員は、東大卒業後、経済産業省職員、松下政経塾を経て、2012年の衆院選に大阪19区から日本維新の会公認で出馬して初当選。その後、当選3回。大阪府出身の35歳。

 経歴を見ると、経済産業省にはほんのわずかしか在職していないようです。官僚としての職務経験などないに等しいでしょう。政治的野心だけ旺盛なタイプです。

 

 政治家としての復活はないでしょう。政治家にしてはいけないタイプであり、復活など許してはなりません。35歳、これからどうするのでしょう?

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 「文藝春秋オピニオン2019年の論点100」は、今の社会の100の論点を解説し、論じたものです。私は、新年にこれを読むことをここ何年か恒例にしています。

 今年の論点の中で、最も印象に残ったのは、静岡県立大学特認教授の西恭之氏が執筆された『「国際法」への無知が日本の領土を危うくする』という文章です。

 

 日本がポツダム宣言を受諾した後でソ連軍が北方4島を占領し、旧ソ連・ロシアが今日まで支配していることを、まとめて不法占拠と称することが日本では一般的です。不法占拠ではないと認めてしまうと、返還請求の根拠も失われてしまうので、絶対に譲れない一線だというのが日本の常識です。私も、本書を読むまでは、そのように考えていました。

 

 誤解のないように最初に断っておきますが、北方4島がロシアの領土になったという主張に対しては、執筆者は国際法に基づいて明確に否定しています。

 

ソ連の対日参戦が違法という主張は得策でない

 ソ連の対日参戦が不法な侵略だったという主張は、国際的な理解を得ることが困難です。ソ連の対日参戦は、米国や英国が要請したことでもあり、そんな主張をしても、米国などの支持を失う結果になるだけのようです。

 「ソ連軍の北方4島占領は、日本本土を含むアジア太平洋全域の日本軍を降伏させるために、連合国が定めた分担の一環であり、日本のポツダム宣言受諾を法的根拠として行われた。軍事占領の法的根拠は、平和条約による占領軍撤退の期限を迎えるまで継続する。」というのが、国際法の解釈であると執筆者は主張しています。

 ただし、「大西洋憲章」などから、降伏に伴う軍事占領は国境を変更するものではなく、ロシアによる併合、領有の主張は違法であるとしています。どこの国も単独で日本の領土を決定することはできないという大前提は、中国による尖閣諸島の領有の主張、韓国による竹島の領有の主張にも、当然に適用され、日本の主張の根拠になります。「太平洋戦争の結果」を否定するものなどという中韓の主張は、明らかに誤りです。

 

 何が違法で、何が合法か、きちんと切り分けるべきです。不必要にロシアのメンツをつぶして刺激したり、他の連合国の反感まで買ったりすることのないよう、日本のマスコミにも注意していただきたいと思います。

(追記)
 2月4日の新聞各紙で、「北方領土の日」の大会アピールで「不法占拠」という言葉を使わない方向になったことが報じられました。ただ、その理由として指摘していることは、交渉の前に「強硬なロシアを刺激しないため」ばかりです。国際法の解釈の問題等を論じている報道があまりないことが、残念です。

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 外交は大切です。一般的には、当然、自民党総裁選挙などより優先すべきことです。しかし、現在の安倍首相の姿は、外交を口実に石破氏との論戦を避けているようにしか見えません。同時に、外交で頑張っているパフォーマンスをマスコミに報じさせれば、一石二鳥です。

 外交にも、動くべきタイミングと動くとまずい、あるいは動いても意味がないタイミングがあると思います。私は、今、安倍政権が頑張っているように見せているロシアとの関係北朝鮮との関係が、それに当たると思います。

 

ロシア外交

 ロシア外交は、特に北方領土の問題が国民の関心の高いテーマです。しかし、現在の状態でロシアと交渉しても無意味だと思います。

 指揮権(戦争になったら自衛隊は米軍の指揮下に入る)、基地権(米軍は日本の領土のどこでも基地にすることができ、基地への出入りや基地の使用が自由にできる)をアメリカに握られている日本は、ロシアから見れば戦略上はアメリカと同じことです。北方領土を返還した場合に、そこにアメリカ軍基地が作られる可能性があるのに、返還するはずがありません。
 「知ってはいけない」(矢部宏治)を読んで

 脈がある素振りを信じて交渉を重ねても、資金などを引き出されるばかりです。現に、安倍政権も含めて、歴代政権がこの失敗を繰り返しています。「領土問題を棚上げにして、まず平和条約を」など、他人のものを盗っておいてそれは返さずに棚上げにして今後は仲よくしようとは、虫のいい話です。経済協力だけ先食いされて領土問題は永遠に棚上げにされてしまいます。

 まず、指揮権、基地権の問題を片付け、日本が主権をきちんと回復してからでなければ、本格的な領土交渉は意味がないと思います。

 

北朝鮮外交

 北朝鮮関係では、特に拉致問題が国民の関心の高い課題です。しかし、北朝鮮の狙いは、日本からの経済支援(賠償と称する)のみです。

 非核化の問題が決着しない状態で、日本が北朝鮮に資金援助を約束できるはずがありません。そんなことをすれば、その資金が核・ミサイル開発に使われる恐れがあり、アメリカは激怒し、世界から非難されます。拉致被害者は本当に気の毒だと思うのですが、今は日本が独自に動ける余地はほとんどないと思います。

 

 パフォーマンスだけで成果の期待できない外交より、総裁選での活発な論戦を期待しています。

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