
サイト案内(目次)
住宅街などでは、何のために歩道が作られているのか分からないような歩道がしばしば見られます。わずか1メートルほどの幅しかない歩道に街路樹が植えられていたり、電柱が立てられていたりします。歩きにくいため、歩行者は車道を歩いています。
このような「歩道」を見ると、道路管理者や、その歩道を設計した担当者などは、何を考えているんだろうと思います。歩行者が支障なくすれ違える程度の幅員を確保できない歩道に、植栽などはすべきではありません。
道路構造令の再考を
道路構造令の改正などで、一定以上の道路には植樹帯の設置が義務付けられ、それ以外の道路にも植樹桝(植樹帯のように連続せず、ところどころにブロックで区画した植樹用のスペース)が奨励されています。たしかに、十分な余裕のある歩道で、手入れの行き届いた緑化が行われていれば快適でしょうが、そうでない場合は、歩きにくいので歩行者が車道を歩くことになり、危険を作り出しています。
傘を差した歩行者が支障なくすれ違うには、2メートルくらいは必要です。2メートルの幅員を確保できない歩道に、植栽することは危険です。
また、植樹桝は、歩道の有効幅員を犯していないと整理されていますが、とんでもない誤解です。十分な幅員がないのに植樹桝が設置されてさらに狭くなっている歩道は、歩きにくいため、歩行者は車道を歩いています。
2メートル以下の高さのところに枝が張り出している街路樹も散見されます。植樹した場合、その管理は大変な手間、費用が掛かります。十分な管理ができないくらいなら、完成時の見栄えだけのために植栽などすべきではありません。
十分に広い歩道であっても、街路樹の根が歩道の下に横に張り出し、歩道が凸凹に隆起したりひび割れたりしている光景も頻繁に目にします。夜間など、つまずいて危険です。
障がい者に配慮を
健常者であれば不便ながら何とか対応できますが、例えば視覚に障がいのある方にとってはところどころに植樹桝があったり、街路樹の枝が顔の高さに伸びていたりすることは、極めて危険です。
歩道の植栽のあり方を見直していただきたいと思います。