ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 参考人招致 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:参考人招致

 桜を見る会前夜祭の費用負担の問題で国会で嘘を繰り返していた安倍前首相について、何らかの形で安倍前首相が国会で説明する場を設ける方向で自民党が調整しているという報道が1217日にありました。

 安倍氏を参考人として招致し、「結果的に」嘘を繰り返していたことについて本人が国会で謝罪し、幕引きを図ろうという魂胆が見え見えですが、国民の多くはそれでは納得しないでしょう。
 また、安倍氏が嘘を繰り返していたことに対して、本気で怒っている人があまりいないように見えることも気になります。

 

そもそも疑惑があるのに

 参考人招致の場合、その場でまた嘘を繰り返しても、法的には罰せられません。そもそも、これまで国会で繰り返し発言してきたことが嘘だったとすれば、また嘘を繰り返す可能性は小さいとは言えません。今の彼は信用ゼロの状態のわけです。

 説明を求めるなら、嘘をつくと偽証罪に問われる証人喚問でなければ、あまり意味がないと思います。自民党の森山国会対策委員長が、「証人喚問にはなじまない」などと言っていますが、なぜなじまないのか、説明は全くありません。

あまり誰も怒っていない!

 本来ならば、安倍氏の説明を受け入れて安倍氏を支持してきた自民党が一番「騙された!」と怒らなければならないはずですが、怒っている様子はありません。嘘であることを分かっていたのでしょう。嘘を承知で政権を支えていたとすれば、共犯のようなものです。
 野党は表面上は怒っているようですが、ポーズでしょう。内心、ほくそ笑んでいるでいるはずです。
 私も別に今さら怒っていません。その理由は、騙されてなどいなかったからです。あの当時は、安倍氏がぬけぬけと見え透いた嘘をつくことに怒っていました。
 結局、政治家を含め、ほとんどの国民が安倍氏が嘘をついていることに気づいていたのでしょう。あんな不自然な話は、よほどのバカでなければ嘘と気づいていたはずです。だから、今さら「騙された!」などと怒らないのでしょう。
 これはこれで、政治不信の深刻さを示す大きな問題です。
 

タイミングも疑問

 自民党筋の情報として、「東京地検特捜部による捜査に一区切りが付いた段階を想定しており、捜査の進展次第では年内に行われる可能性も」としている報道もあります。

 安倍氏本人が起訴されるかどうか分からない状態であれば、それを理由に具体的な事柄の説明は一切せず、ひたすら謝罪を繰り返すという作戦もあり得ます。

 秘書だけが起訴され、本人が不起訴処分になったとしても、不起訴処分には「一事不再理の原則」は適用されず、新たな証拠がでればその後に起訴される可能性もあります。

 このような作戦を取られるおそれは、証人喚問にしても同様でしょうが、それでも証人喚問の方が真実にたどり着く突破口を開く可能性があるでしょう。

 

 自民党の数の力で、結局は参考人になってしまうと思いますが、安倍氏側の思惑通りの展開になって多くの国民ががっかりしないよう、野党側は十分な準備で臨んでいただきたいと思います。

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 5月10日(木)に行われた元首相秘書官の柳瀬氏の参考人招致について、週末から月曜日にかけてマスコミが世論調査をした結果が報道されています。

 当然ながら、ほとんどの国民が「疑惑が深まった」と感じており、加計学園ありきで官邸が動いていたという心証を持ったようです。

 

何のための参考人招致だったのか?

 柳瀬氏の答弁内容は、予想された通りのものでした。与党と調整した上での参考人招致ですから、当たり前です。愛媛県職員との面会についてのとぼけ方まで、私が予想していたとおりでした。

 「面会を認める方向で調整」って?

 

 理解できないのは、あれで幕引きができると与党幹部が考えていたことです。既に外堀を埋められている以上、あのような答弁しかできないだろうとは思いますが、あんな疑惑を深めるような内容で、一区切りが付けられるはずがないと思います。

 それをどんな意図をもって、与党が調整してあんな茶番の参考人招致をしたのかが理解できません。単なる作戦ミスならばお粗末すぎ、考えられません。与党幹部は、野党ばかりでなく、よほど国民をなめているのでしょうか?

 

面会を安倍総理が「問題なし」

 柳瀬氏が加計学園関係者と面会を重ねていたことについて、安倍首相が、「問題ない」との認識を示したことが報じられています。

 とんでもない認識だと思います。

 獣医学部新設を巡って競争している事業者のうち、一つの事業者とだけ何回も面会を重ねることが、「問題ない」とは、元県職員の私の感覚からは考えられません。首相秘書官という、県幹部でもなかなか面会できない役職の方です。

 通常は、利害関係のある人とは個別の接触は避けることが、誤解を招かないための公務員の常識です。「不適切な行動だった」と述べるのが、上司として当然です。

 上司としての普通の対応ができないということは、やはり、その面会が、上司である首相の指示によるものだったか、少なくとも首相が承知している中で行われたものなのでしょう。ここで首相が、「不適切な行動だった」などと言えば、梯子を外された柳瀬氏が怒って、正直になってしまう恐れがあるのでしょう。

 

首相「忖度なかったと言い切ることはできない」

 14日午後行われた参院予算委員会の集中審議で、自民党議員の質問に対し、「忖度があったかどうか、忖度される側には分かりにくい面もある」、「忖度がなかったと言い切ることはできない」としつつ、「ごまをするための忖度は求めていない」などと説明したとのことです。

 自分は指示していないが官僚が勝手に忖度したことだという最終防衛線にまで後退されたようです。初めからそういう説明をされれば国民も納得していたかもしれませんが、ここまでいろいろ証拠を突き付けられた末にそう言いだされても、なかなか信じる気にはなれません。

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 与党が、
柳瀬唯夫・元首相秘書官2015年4月に首相官邸で学園関係者らと面会したことを認めることで国会の正常化を図る検討に入ったことについて、多くのメディアが連休中から報じています。「柳瀬唯夫元首相秘書官が加計学園関係者と面会したと認める方向で調整している」と表現しているメディアも多いようです。

 多くのメディアが報じ、与党側から抗議の動きもないということは、事実なのでしょう。そういうことが、与野党の協議の中で取引材料にされ、それをマスコミが、単なる事実として淡々と報道するということは、驚きです。

 

この報道が意味すること

 柳瀬氏が国会に呼ばれたときにどのように説明するかということは、本来、与党のあずかり知らないことです。与党が関与してはいけないことです。それを与党がこのような形で野党との取引材料に使い、マスコミに流れるなど、考えられません。この報道から、次のようなことが明らかになっています。

 

1 柳瀬氏が、官邸で加計学園関係者や愛媛県職員と面会したことは事実であり、それを与党も知っていたこと。

2 与党が、柳瀬氏に、面会の事実を認めさせなかったこと。

3 柳瀬氏は、与党の意のままに動く存在であると与党が思っていること。

4 柳瀬氏は、国会での説明内容について与党と調整していること。

 

 上の4つは、我々一般の国民も分かっていたことではありますが、建て前で覆い隠されるものだという気がしていました。それを、与党は建て前もかなぐり捨てて、開き直ってきたのです。

 国民を馬鹿にしていると考えざるを得ず、憤りを感じます。

 

証人喚問を避ける理由は?

 与党の書いたシナリオに沿った説明が予定されている参考人招致では、あまり真相が明らかになる気がしません。

 もしかしたら、学園関係者と会ったのは思い出したが、後ろに愛媛県や今治市の職員がいたことは気づかなかったなどととぼけるかもしれません。元県職員の私の感覚からすれば、首相秘書官が県や市の職員に面会することは別に問題とは思えず、直接の利害関係者である民間学校法人の職員に面会することの方が問題だと思うのですが・・・。

 県職員が記録した「首相案件」とか、首相が学園理事長と会った時のエピソードなどは、絶対に認めてはならないと厳命されているのでしょう。

 

 この案件は、やはり証人喚問でなければ、真相は明らかにならないでしょう。

与党は、佐川氏には認めた証人喚問を柳瀬氏に対しては頑なに避けているようです。

 おそらく、柳瀬氏のケースについては、「刑事訴追」を理由として証言を拒否することができないためかと思います。

 野党には、頑張っていただきたいものです。

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