ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 台湾有事 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:台湾有事

 高市首相の台湾有事に関する「存立危機事態」発言に関する中国政府の反発が続いています。中国の嫌がらせで観光業などに経済的な被害も生じていますが、日本国内では高市政権に対する高支持率が続いています。おこめ券騒動や衆議院定数削減問題など、失点も多いのですが・・・。

 この高支持率は、中国政府のおかげでしょう。逆効果になりそうな経済対策や選択的夫婦別姓問題など、高市政権の政策は全く支持していない私ですら、中国政府の礼節のない執拗な攻撃を見ていると、高市政権を支持したくなります。

 同様の現象は、2024年1月に行われた台湾の総統選挙でも見られました。中国政府が威圧的な口先介入を繰り返した結果、民主主義を掲げ、中国には隷属しないとして中国政府とは距離を置く立場の民進党の頼清徳氏がかなりの得票差で勝ちました。中国政府の威圧的な言動に、台湾の人々が反発し、こんな連中に統合されたくないと思ったのでしょう。

 高市氏は、中国政府に感謝しているかもしれません。
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 「台湾有事」を巡る高市首相の国会答弁に関連する騒動が続いています。私も高市首相の発言は踏み込み過ぎで、もっと曖昧にしておくべきだったと考えており、支持しているわけではありませんが、中国側の反応には反発を覚えています。

中国の外交官の資質

 外交には礼節が必要なことは当然です。チンピラヤクザのような言動では、仮に主張が正しくても、国の品位を落とします。今回の中国の在大阪総領事もそうですが、これまでも中国外交官の野卑な言動が顰蹙を買うことがありました。

 あの中国外交官たちは、どのように採用され、どんな教育を受けてきたのか、非常に疑問に思います。国内ウケを狙ったパフォーマンスかもしれませんが、あれでは文明国の外交官らから嘲笑され、まともな外交交渉などできないでしょう。

国家の主権と人権

 「台湾問題は内政問題」というのが中国の一つ覚えの主張です。仮にそうだとしても、他国は絶対に干渉すべきでないとは言えないと思います。これまでも、ある国の内部で人々の生命や人権が危険にさらされているとき、国際社会は生命や人権を守るために介入してきました。人の生命や人権の方が、国家の主権より優先されるべきです。このような考え方は、人権が尊重されない中国やロシアのような専制主義国家では理解できないでしょう。

 中国が台湾に武力侵攻すれば、確実に多くの人命が失われます。また、現在、台湾で人々が危険にさらされているわけでなく、言論の自由等も保障された社会で平和に暮らしています。

 そのような状態で、その平和を武力で壊そうとするならず者がいれば、国際社会がその平和を維持しようと努めることは当然です。武力行使を伴わず、平和裏に統一を図る限りは、他国も中国の国家主権を尊重すべきでしょうが・・・。
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 11月7日の衆議院予算委員会で、日本が集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」に該当する具体例を問われ、高市首相は「戦艦を使って、武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりうるケースだと私は考える」と答弁したことが報じられました。私は、やや踏み込み過ぎかとは思いますが、このような趣旨で答弁することはやむを得ないと思います。むしろ、このような質問は、しない方がいいと思います。

存立危機事態か

 中国が台湾に武力侵攻した場合、それが日本の存立を危うくする事態かは、微妙なところでしょう。集団的自衛権を行使して自衛隊を参戦すれば、間違いなく存立危機事態になりますが、そもそも集団的自衛権を行使していいかという問題です。仮に日本が参戦しなければ、直ちに日本の存立が脅かされることはないと思います。

 ただし、中国が台湾を手中に収めた場合、それに味を占めて尖閣、沖縄に手を出してくる可能性まで考えれば、存立危機事態と言っていいかもしれません。

聞かぬが花

 日本の首相としては、「存立危機事態になり得る」という認識を示しておくしかありません。ここで、「存立危機事態にならない」と言ってしまうと、中国の武力侵攻のハードルを下げてしまいます。だから、この種の質問は、しない方がいいと思います。
 ただ、首相が「どう考えても・・・」と言ったのは、不必要に踏み込み過ぎたのではないでしょうか?
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