4月8日、国連総会で、ロシアについて国連の人権理事会理事国の資格停止が決議され、ロシアは人権理事会からの脱退を表明しました。昔、日本が国際連盟から脱退し、孤立化していった歴史を想起させます。
元々、国連の人権理事会について、私は全く評価していません。まともな議論が行われていない実態があります。ロシアが日本における報道の自由への懸念を述べるなど、笑い話のような議論が行われている組織です。
「国連人権理事会で韓国に対して正しい歴史教育を要求せよ!」 参照
それでも、名前だけは立派そうなので、この理事国からロシアを排除したことは意義があります。今回のことで、国連人権理事会も、ようやく存在意義を示せました。
次は国連改革だが・・・
国連の最大の問題点は、安全保障理事会で5つの常任理事国が拒否権を持っているため、機能不全になっていることです。今回のロシアによるウクライナ侵略についても、本来であれば国連軍が出動してロシア軍を制圧する構えをとれれば、こんな悲劇は起きなかったでしょう。
今回のウクライナ侵略で、欧米ではロシアを常任理事国から排除する案も出ているようです。常任理事国は国連憲章で定められており、改正には全ての常任理事国と、総会での3分の2の賛成が必要なようですが、そういった正攻法は事実上不可能です。そこで、国連憲章では「ソビエト社会主義共和国連邦」が常任理事国となっているので、ロシアがその地位を承継していることを否定するという奇策の浮上です。ただし、その案も、難しそうです。
常任理事国の拒否権を一定の場合に制限する案について、フランスなどは積極的ですが、他の常任理事国は消極的なようです。既得権益を失いたくないのでしょう。
しかし、現在、世界の安全を脅かしているロシアや中国が常任理事国として拒否権を保持し、国連の安全保障理事会が機能不全のままでは、非常に危険です。
今回のロシアの暴挙を契機に、国連改革の前進を期待しています。
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