世界的に有名な投資家のジム・ロジャーズ氏と、ワタミグループ創業者の渡邉美樹氏が、間近に迫っている世界的な大不況や、それに個人がどう対応すべきか等について対談するという体裁です。日本の将来についての悲観的な見通しも語られています。
両氏とも、間もなく、早ければ2024年中にも世界的な大恐慌が来ることを確信していると述べられています。その理由は、日米など世界各国が際限なくお金を刷り続けたためということです。これほど通貨を増やしてしまえばインフレになるのは当然で、やがて破綻します。借金を重ねてカネをばらまいた理由は、コロナ禍やポピュリズムです。
借金の問題について、私は両氏に近い意見ですが、森永卓郎氏らの楽観論もあります。
両著者や私の意見が間違いであればいいのですが・・・。
大恐慌が来ることについては両氏の意見は一致していますが、そのきっかけやタイミング等の細部は、少し異なっています。渡邉氏は、世界各国は金利を上げて資金の回収に入っているにもかかわらず、日本は金利引き上げもままならない状況で、財政赤字も桁違いに大きいので、日本が引き金になることを危惧しています。それに対して、ロジャーズ氏は、日本がきっかけになる可能性は否定しないものの、もっと小さい国で最初の破綻が生じる可能性が高いと考えています。
日本の衰退
ロジャーズ氏は、日本の衰退の根本原因は人口減少であることを指摘しています。私も同感します。さらに国の借金の問題については、「とてつもなく大きな痛みを伴なわない限り、借金の問題は解決できない」と言います。
人口減少と借金のため、円安はさらに続きます。ロジャーズ氏は、「自国の通貨を安くして成功した国を見たことがありません。」と言っています。根本問題を先送りにして、目先の選挙のためにバラマキを続けてきた政治家どものツケを、これから国民が払わされます。
個人の対応策
国が破綻した場合、円や日本の不動産しか持っていないことは致命的なリスクなので、他の通貨で持てなければなりません。世界恐慌の場合、ドルも安全とは言えないものの、円よりは早く回復しそうです。最も推奨されるのは、金や銀を持つことで、次いで外貨建ての資産です。新NISAで海外のインデックスなどの投資信託を購入することも有効なようです。
読んでいて暗い気持ちになりますが、家族を守るためできるだけの対策は講じようと思います。一介の地方公務員OBにできることは限られますが・・・。
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