ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 失言 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:失言

 江藤前農水大臣自民党参院議員の鶴保参院予算委員長など、国会議員の失言が後を絶ちません。鶴保議員の発言に至っては、「運のいいことに能登で地震があったでしょう」などという呆れたもので、7月20日の参院選への影響は避けられそうもありません。石破首相も、身内からも足を引っ張られて、気の毒なことです。

 さらに、新潟県上越市の中川市長からも失言が飛び出しました。兵庫県三田市に言及した上で「コメはまずい」と述べたとのことです。

 これは、政治家、特に自治体の首長の失言の典型的なパターンです。その地域を称賛するために他の地域を引き合いに出してしまう失言です。以前、秋田県知事が四国地方の食べ物を貶めた、似たような騒動もありました。

 この失言も「アホだな」とは思いますが、私はさほど問題視していません。それより、以前このブログで取り上げたこの市長による失言の方がずっと酷いものだったと思います。あれは、学歴が高卒等の人を見下したもので、「失言」というレベルの生易しいものではありません。彼の人格そのものが首長としての資質に欠けるものであることを示していました。

 「上越市長の長としての資質」 参照願います。
 あの騒動で彼は辞職に追い込まれるだろうと思っていましたが、久しぶりに彼の動向に接しました。まだ市長を続けていたのかと少し驚いています。
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 コメをめぐる発言で、石破首相と江藤農水大臣が相次いで批判を浴びています。たしかに配慮を欠いた無神経な発言だとは思います。農相は、結局、辞任に追い込まれましたが、私自身は別に怒りは感じていません。ただ、あの発言だけでなく、事態を正確に認識していないために対策が後手に回り、米価高騰を招いた責任は取らなければならなかったろうと思います。


コメを買ったことがない

 我が家も数年前までは、米を買わずに済んでいました。妻の実家は50年ほど前に農山村から地方都市に移住してきたのですが、故郷を出る時に田畑を知人に預け、地代のような性質で米をいただいていたのです。我が家にも、そこからお裾分けがあったので、米を買うことはありませんでした。しかし、数年前からその知人も農業を止めてしまい、我が家も米を買っています。

 職場の同僚の女性も、いつも実家から米をもらっていましたが、実家が昨シーズンで田んぼを止めたため、これからは買わなければならないと言っていました。

 農水相と同様にコメを買ったことがない人は、我が地方では結構いるようです。

日本のコメを世界に提供

 石破首相の「日本のおいしいおコメを世界に提供」という発言、能天気な発言ではありますが、悪いアイディアではないと思います。不作の年にも米不足を生じさせないためには、平年は余るほど生産しなければなりません。余剰分は輸出することになるでしょう。

 欧米先進国で主食用農作物を輸出している国が多いのは、多額の補助金(所得補償など)を使って食糧安全保障として多めに作り、余剰分を輸出しているからです。日本もそのような食糧安全保障を目指すということなら、私は大賛成です。
 食糧不足は、将来発生することは間違いなく、いつ発生するかだけが問題だと言われています。食糧問題の冷静な議論が必要です。

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 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長が、またやらかしました。本当に困った人です。日本の恥老害などと非難ごうごうですが、記者会見では辞任するつもりがないことを表明し、報道陣に逆切れしてみせました。

 

なぜあんな人を会長に?

 あの人は、首相当時から頓珍漢ぶりでギャグのネタにもされていた困った人です。

 『Me Too」といえばあのギャグを思い出す』 参照

 

 今の役職についてからも、突然、サマータイム制導入と言いだして世間に迷惑を掛けるなどして、嘲笑されました。

 『サマータイム議論に終止符か?

 『東京五輪マラソンなどは札幌?組織委の責任は?』 参照

 

 「失言」といっても、あの方の場合、うっかり本音を漏らしてしまったということでしょう。うっかり口外してしまったことについては反省しても、本心は自分が正しいと思っているようです。会見での態度にそれが表れていました。

 なぜあんな人、まともな見識のない人を要職に就けたのか、責任者(安倍前総理か?)は大いに反省していただかなければなりません。日本が、国際的に恥をさらしてしまいました。

 

政府が引導を渡すべき

 菅首相には、気の毒な役回りではありますが、森会長に引導を渡すべきでしょう。国民の多くの声に従うか、身内の論理に従うか、踏み絵を踏まされることになってしまいました。

 今回の女性差別的発言だけでなく、ボランティアを怒らせる発言など、既にさんざん迷惑をかけ続けています。海外からもあきれられているようです。彼があの職にとどまることは、百害あって一利もありません。

 閣僚からも批判が相次いでいますが、橋本五輪相も萩生田文部科学相も辞任を求める考えはないようです。まるで、他人事です。また、自民党内からは「余人をもって代え難い」などというアホな発言まで報じられています。調整力がどうのと慰留する人もいるようですが、あれは空気を読まずに強圧的に相手を従わせているだけで「調整力」などと呼ぶべきものではなく、誰かが「王様は裸だ」と言ってしまえば失われてしまいます。

 ここで、毅然とした態度を示して森会長を切れば、自民党内から反発はあるかもしれませんが、下がり続けている国民の支持も少しは回復すると思います。

 タブーとされてきた学術会議の人選にまで手を突っ込むことができるなら、組織委員会の人事を左右できないはずはありません。

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 ついにあの桜田五輪相が辞任に追い込まれ、更迭されました。東日本大震災の被災地を地盤とする自民党衆院議員のパーティーで、その議員を「復興以上に大事」と持ち上げたとのことです。

これまで数々のアホな言動を繰り返してきたので、更迭は当然といえば当然ですが、不適任であることが明白だったのに任命し、今まで在任させ続けた首相の国民無視の姿勢が批判されています。

 先週には、塚田国土交通副大臣が、不用意な発言で辞任に追い込まれています。

 福岡県知事選の自民党系候補の集会で、本州と九州を新たに結ぶ「下関北九州道路」の事業化調査をめぐり、自分が安倍総理、麻生副総理の意向を忖度したと発言したようです。

 

両者の共通点

 二人の失言には、共通点があります。

 ウケを狙って言わなくてもいいことを言ってしまったことです。狙った笑いは、普通は隠しておくべき本音をズケッと言ったときの滑稽味です。

塚田元副大臣は、総理と副総理の地元の事業だと言われれば国土交通省、副大臣としては忖度してしまうという本音、桜田元大臣は、復興よりも身内の議員の当選の方が大事という本音を漏らしてみせることによって、ウケを狙ったのでしょう。そんな本音を持っていること自体、とんでもないことだという点を分かっていなかったのでしょう。

ほんの少しの笑いを得ようとして、失敗してしまいました。発言の場には自民党支持者などの身内が多く、その人たち向けの冗談として言ったことで、多少の笑いも取れたようですが、第三者からするととんでもない発言だったという構図です。

 

私も気を付けなければ

 「泣き泣きも 良い方をとる 形見分け」(泣く泣くも良い方をとる形見分け)という古川柳があります。どんなに悲しいときでも欲は忘れない人間の本性をズバッと指摘することで滑稽味を感じさせる有名な句です。

 私も話を面白くするためにこの種の冗談を言うことがあります。

 私が失言しても社会的な影響はありませんが、この種の冗談を言うときは、それによって傷つく人がいないか、上げ足を取られないか、十分に注意が必要です。

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