ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 学歴詐称 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:学歴詐称

 3月末、静岡地検が田久保真紀前伊東市長を有印私文書偽造・行使、地方自治法違反の罪で在宅起訴し、議長らにチラ見せした「卒業証書」が法廷に出てくるか、関心が集まっています。私は、刑事訴訟法は一切勉強したことがないのでシロート考えですが、この状態で提出拒否できるような制度であれば、変な気がします。

 私は、あの「卒業証書」は第三者が冗談で作成したものであれば有印私文書偽造・行使の起訴は難しいだろうと思っていました。でも、学長等の印鑑の偽物を業者に発注していたのであれば、本人が作成したのでしょう。極めて悪質です!

しかしバカなことをしたものだ!

 本人も後悔しているでしょうが、バカなことをしたものです。市長には別に大卒資格など不要です。選挙では「東洋大学法学部卒業」の経歴より、「東洋大学に入学したんだけどバンドに夢中になって講義に出ずに除籍になっちゃった。テヘッ!」の方が有権者にウケたと思うのですが・・・。
 自分では卒業していたと思い込んでいたというのも、信じがたい話です。地方自治法違反(百条委員会での虚偽陳述)の審議の中で、その点も明らかになることを期待しています。
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 静岡県伊東市の田久保市長が、東洋大学を卒業したと言われていたのが、実は除籍になっていたことが明らかになりました。地元では、だいぶ揉めているようです。

 日本の大学の場合、卒業を詐称する意味があるのか、疑問です。なぜ詐称などしたのでしょう。

 日本の大学の学歴は、その大学に入学できるだけの学力、または地頭があったことが評価されるのが一般的です。だから、卒業だろうが中退だろうが、あるいは「入試に合格したけど入学しなかった」であろうが、世間の評価はあまり変わらない気がします。

 早稲田大学などは中退した著名人が多く、中退に価値があるような雰囲気まであります。

 田久保市長の場合、除籍ということですが、何か不都合なことがあったのでしょうか?例えば、学費が払えなくて除籍になったのだとすれば、そのように説明すれば選挙に不利にはならなかっただろうと思います。

 田久保市長は、議会が百条委員会を設置することを嫌がっていると報道されています。それならば、どんな事情で除籍になったのか、なぜ詐称ということになったのか、市民にきちんと説明しなければなりません。
 
カイロ大学についてはなかなか真相が明らかになりませんが、日本の大学はすぐに判明してしまいました。カイロ大学の方も判明してほしいものです。
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 大卒なのを高卒と学歴詐称して採用され、そのまま長年勤務して定年退職し、その後に再任用されていた神戸市の職員が懲戒免職とされたことについて、11月末、報道がありました。

 この職員は1980年に24歳で市に採用され、2016年3月末に定年退職、同年4月に再任用されて引き続き市に勤務していたところ、最近、匿名の通報がきっかけで学歴詐称がばれたそうです。採用された際の試験の受験資格が、高卒までであったことが問題とされました。

 市では、定年の際に既に支給している退職手当も全額返還を求めるようです。

 市には、賛否両論が寄せられているとのことです。

 

厳しい処分の経緯

 厳しすぎるようですが、これに至る経緯もあるようです。

 2006年ころ、神戸市、尼崎市で同様の学歴詐称が問題となり、神戸市ではこのときの調査で詐称を認めた36人が諭旨免職(退職手当はもらえる。)になったとのことです。その後、大阪市や横浜市でも同様の問題が発覚し、両市などは、自己申告すれば停職1か月、後で発覚すれば懲戒免職という条件で調査したところ、それぞれ数百人の職員が停職処分になっています。

 神戸市では、その後に詐称が発覚した10人ほどが懲戒免職になっています。今回の処分は、これらとの均衡を考えてのことでしょう。

 

退職手当の返還はやり過ぎでは?

 以前は、懲戒免職処分の場合は無条件で退職手当が不支給でした。

 「退職手当支給制限処分」参照

 

 現在は、懲戒免職にした場合でも退職手当を支給しないことにするには、退職手当支給制限処分という別の処分が必要です。まして既に支給した退職手当の返還を求めるには、退職手当返納命令という別の処分が必要です。

 私は県に在職中、人事委員会などでこのような問題にも携わっていました。退職手当には給与の後払いという性格もあり、定年退職まで問題なく勤務していた人の退職手当を採用時の虚偽申告というだけの理由で、全額の返還を求めることができるか、私には疑問です。少なくとも、一部の返納にとどめるべきだと思います。

 審査請求が出されたりその後裁判になったりした際に、市人事委員会や裁判所がどのような判断を下すか、先例になる事例だと考えられるので、この元職員の方は、泣き寝入りせず、最後まで戦うべきだと思います。

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 政界では、しばしば学歴詐称が問題になります。今は、小池東京都知事について、カイロ大学を首席で卒業したという経歴が虚偽ではないかと騒がれています。大学に問い合わせればすぐに分かりそうですが、プライバシーが大切にされるようになり、本人以外が真否を確認することは困難なようです。

 

安倍首相の疑惑

 今はうやむやのまま終息しましたが、かつて、安倍首相も学歴詐称の疑惑が持たれました。

 首相のかつての公式ホームページには、1977年「成蹊大学法学部政治学科卒業、引き続いて南カリフォルニア大学政治学科に2年間留学」、1979年「株式会社神戸製鋼所入社」と記載されていたそうです。それについて疑惑が報じられ、野党が調査を始めたところ、公式ホームページから南カリフォルニア大学政治学科に2年間留学という海外での経験が一切削除されました。

 週刊ポストの調べによると、首相は、1978年の春期、夏期、秋期のみ同大学に在籍し、その間、専攻はまだなく、取得したコース(講座)は全部で6つ、そのうち3つは「外国人のための英語」で、政治学関係の履修はなかったとのことです。日本で語学学校に通うのと同じようなもので、まさに「遊学」というにふさわしいですね。

 

与野党とも脛に傷

 麻生副総理も負けてはいません。かつての公式ホームページには、スタンフォード大学大学院とかロンドン大学政治経済学院に留学といった麗々しい学歴が記載されていたのが、今は削除されているとのこと。

 与野党とも海外大学への留学経験を誇示されている議員さんは、他にもいます。特に、世襲の議員に多い気もします。怪しげな経歴も混じっているかもしれません。野党には、国籍についての疑惑まで持たれている議員さんまでいます。

 ブーメランが怖いので、与野党ともお互いに追及を避けているように見えます。

 

うやむやのままでいいのか?

 純朴な有権者は、海外大学の留学経験などを示されれば、頭のいい優秀な人だと思って投票するでしょう。実は漢字もろくに読めない程度の学力の人だなどと考えるはずがありません。当選を重ねて政治家としての基盤ができてから、何食わぬ顔で盛った経歴を削除して頬っかむりする、いずれ世間は忘れる、そんなことが横行しているようです。

 日本人の忘れっぽさもあるのでしょう。

 そんなことを許さない公職選挙法に改正していただきたいと思います。


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