ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 幕引き : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:幕引き

 安倍総理は824日に在任期間が佐藤栄作氏を超え、歴代最長となったことが大きく報じられました。支持率の推移等を見ると、国民の多くはこの政権に飽き飽きしており、一日も早い退陣を希望しているようです。

 

なぜこんなに長くなった?

元々あの人は、長く総理の座にとどまることだけを目的にしていたようですが、特に最近はその姿勢が目立ちます。野党が憲法に基づく手続で国会開会を要求しても応じない閉会中審査にも出席しようとしない大事な場面で記者会見も開こうとしないやむを得ず行った会見ではロクに質問も受け付けずに打ち切る・・・。

「やる気がないなら辞めてくれ!」と言いたくなるような怠け者ぶりでした。過労による体調不良など、ふざけるなと言いたいところです。

気持ちは分かります。国会や記者会見を開けば、コロナ対策の混乱や失政、再燃しつつある森友学園の問題、河合前法務大臣夫妻の問題などを追及され、答えに窮することが明白ですから・・・。静かに大人しくして、在任記録の達成を狙ったのでしょう。

長い在任を助けたのは、野党のだらしなさ、自民党内のだらしなさに加え、北朝鮮と韓国です。失政が明らかになったり、不祥事が起こったりして政権がピンチになると、北朝鮮がミサイルを飛ばしたり、韓国政府がアホなことをして、国民の批判が鈍ってしまいました。

「韓国、北朝鮮は安倍政権の最高の応援団」 参照

 

 ご本人たちは、アベノミクスなる経済政策が功績だと考えているようですが、他国に比べて経済成長率はもとより、株価の上昇も低い水準です。以前より日本の株価が上がっているのは、世界的な好況が続いた影響と、日銀などがETFを大量に買いこんで株価を釣り上げているだけです。とても「功績」などと言える代物ではありません。

 コロナ騒ぎが始まる前に、日本の経済がマイナス成長に転じたことも明白になっています。

 

もう引き時だ

 官僚からの求心力も落ちています。広島、長崎の原爆記念式典の式辞がコピペだったことは、そのことを象徴しています。注目される演説ですから、同じ趣旨のことを言うにしても、表現を変えて、全く同じだと思われないようにするのが役人の常識です。その手間さえ惜しんだということは、官僚の士気が低下しているのでしょう。

 政界での求心力は、言うまでもありません。

 

 まだ少しは力の残っている今のうちに、辞任するのが本人のためだと思います。これ以上しがみついていると、旧民主党の菅元総理のように、石もて追われる、寄ってたかって引きずり降ろされるような羽目になりかねません。

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 5月10日(木)に行われた元首相秘書官の柳瀬氏の参考人招致について、週末から月曜日にかけてマスコミが世論調査をした結果が報道されています。

 当然ながら、ほとんどの国民が「疑惑が深まった」と感じており、加計学園ありきで官邸が動いていたという心証を持ったようです。

 

何のための参考人招致だったのか?

 柳瀬氏の答弁内容は、予想された通りのものでした。与党と調整した上での参考人招致ですから、当たり前です。愛媛県職員との面会についてのとぼけ方まで、私が予想していたとおりでした。

 「面会を認める方向で調整」って?

 

 理解できないのは、あれで幕引きができると与党幹部が考えていたことです。既に外堀を埋められている以上、あのような答弁しかできないだろうとは思いますが、あんな疑惑を深めるような内容で、一区切りが付けられるはずがないと思います。

 それをどんな意図をもって、与党が調整してあんな茶番の参考人招致をしたのかが理解できません。単なる作戦ミスならばお粗末すぎ、考えられません。与党幹部は、野党ばかりでなく、よほど国民をなめているのでしょうか?

 

面会を安倍総理が「問題なし」

 柳瀬氏が加計学園関係者と面会を重ねていたことについて、安倍首相が、「問題ない」との認識を示したことが報じられています。

 とんでもない認識だと思います。

 獣医学部新設を巡って競争している事業者のうち、一つの事業者とだけ何回も面会を重ねることが、「問題ない」とは、元県職員の私の感覚からは考えられません。首相秘書官という、県幹部でもなかなか面会できない役職の方です。

 通常は、利害関係のある人とは個別の接触は避けることが、誤解を招かないための公務員の常識です。「不適切な行動だった」と述べるのが、上司として当然です。

 上司としての普通の対応ができないということは、やはり、その面会が、上司である首相の指示によるものだったか、少なくとも首相が承知している中で行われたものなのでしょう。ここで首相が、「不適切な行動だった」などと言えば、梯子を外された柳瀬氏が怒って、正直になってしまう恐れがあるのでしょう。

 

首相「忖度なかったと言い切ることはできない」

 14日午後行われた参院予算委員会の集中審議で、自民党議員の質問に対し、「忖度があったかどうか、忖度される側には分かりにくい面もある」、「忖度がなかったと言い切ることはできない」としつつ、「ごまをするための忖度は求めていない」などと説明したとのことです。

 自分は指示していないが官僚が勝手に忖度したことだという最終防衛線にまで後退されたようです。初めからそういう説明をされれば国民も納得していたかもしれませんが、ここまでいろいろ証拠を突き付けられた末にそう言いだされても、なかなか信じる気にはなれません。

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