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 先日は憲法記念日でした。様々な機関が世論調査の結果を発表していますが、憲法改正について国民の賛否は拮抗しているようです。私は、改正の必要性についての単純な賛否は、あまり意味がないように思います。

 

改正すべき点はもちろんあるが・・・

 現行憲法に、改正すべき点はもちろんいくつかあるでしょう。自衛隊が違憲と解される余地があることも、その一つでしょう。

 そのほかにも、いくつかあります。私が、最大の不備だと考えるのは、次の点です。

 国会議員が憲法に基づいて臨時国会の召集を要求しても、それを無視してしらばっくれているような内閣の存在を排除するシステムがありません。

 多くの憲法学者の意見を無視し、従来の政府見解も無視して、集団的自衛権を容認するような内閣の排除もできません。

 全く憲法を尊重せず、遵守しない政権の存在を許してしまうのは、現行憲法の最大の不備だと思います。最高裁にそのような機能を持たせるか、憲法裁判所のような機関を別に作るか、必要なのでしょう。

 

小手先の改正は危険

 自衛隊の存在を明記するような小手先の改正は、できるでしょう。しかし、自衛隊がアメリカ軍指揮下の部隊として使われかねないような体制の下では、危険だと思います。

 自衛隊は、朝鮮戦争の際に米軍の不足を補うための予備軍として発足したことは、数多くの関係者の証言から明らかです。日米地位協定の中で、現在もそのような位置づけを引きずっていることも確かなようです。いわゆる指揮権の問題です。

 このような根本的問題を放置したまま、自衛隊の存在を明記することは、アメリカの戦争に自衛隊が今以上に巻き込まれる結果になり、危険だと思います。

 

 他国の軍隊が国内に駐留している間は、憲法の制定、改正はできないという考えもあります。米軍が国内法を超越して好き勝手ができる現行の体制を根本的に解決し、晴れて憲法改正ができる日を待ち望んでいます。

 小手先の改正は、危険であり、行うべきではありません。