ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 戒厳令 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:戒厳令

 2024年の暮れは、米国や韓国で民主主義のあり方を考えさせられる出来事が相次いで起こっています。

まず米国は

 トランプの当選は民主主義が行きつくところまで行ってしまったというか、典型的なポピュリズムに見えます。さらに、その後、トランプが起訴されていた不倫口止め事件、機密文書持ち出し、議事堂襲撃事件などが、起訴が撤回されるなどで、なかったことにされそうな状況です。客観的に見れば犯罪が行われた可能性が高いと思いますが・・・。トランプ支持者などによる犯罪にも恩赦が与えられるでしょう。

 さらには、バイデン大統領が、次男の犯罪に恩赦を与えました。また、今後の報復に備え、予防的な恩赦も検討していると伝えられています。

 これらの出来事は、米国が法治国家であることを疑わせるものでしょう。選挙に勝ちさえすれば過去の犯罪もなかったことにできる・・・。

 米国は猟官制(スポイルズシステム。公務員の任用を党派に基づいて行うこと。)であり、公務員の身分が保障されていないので、検察、警察などの組織も腰砕けになってしまうのでしょう。

韓国では

 韓国は大統領の暴走を議会や国民が止めました。私は、その点では韓国の民主主義を見直しました。ただ、あの国では、司法が国民の意向に迎合して法を曲げる傾向があり、法治国家と言い難い動きも続いています。この件も、大統領の判断は信じがたいほど馬鹿げていますが、「反乱」と呼ぶような性質のものかは疑問です。今日(12月14日)大統領の弾劾が成立しましたが、今後に注目です。

 また、戒厳令について、議会が解除を要求する権限が認められているのに、大統領が武力で議会を開かせないこともできてしまうようです。制度の不備でしょう。

 今回は、軍が自制して(軍人の判断で)大統領の命令通りには動かなかったようです。文民統制という点では疑問も残りますが、上官の命令でも市民には銃を向けない軍の意識は、うらやましい気もします。日本の自衛隊もこうあって欲しいものです。

日本は

 日本にも法務大臣に検察を指揮する権限が認められており、過去には贈収賄事件が指揮権によってもみ消されたこともあったようです。また、検察の上層が「政権の守護神」と呼ばれていた時期もありましたから、米国のことを笑ってもいられません。米国のようなことも起こり得るでしょう。しかし、公務員の身分が保障されているので、あんな腰砕けにはならないだろうと思います。
 有事法制のあり方を考えるうえで、今回の韓国の事件は参考になりそうです。米韓の事例を参考に、日本の制度を検証すべきです。

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 韓国の尹大統領が12月3日の夜10時半ころ「非常戒厳」を宣言した事件には驚かされました。言論統制を行って軍を国会に突入までさせ、深夜に国会に集まった国会議員全員の賛成による「戒厳解除要求」を受けて4日午前4時半ころ解除した事件、何だったのでしょう?

 韓国では、軍事政権下においては時々戒厳令が出されていましたが、1987年の民主化後では初めてとのことです。国会は野党が多数を占め、大統領の意向は全く通らなかったことは私も報道で知っていました。今回の戒厳令について、大統領は、「国会が自由民主主義体制の転覆を図っている」「反国家勢力を消し去る」「北朝鮮の主張に従う勢力を撲滅する」等と主張しています。

 しかし、客観的に見て、戒厳令を発令しなければならないほどの緊急事態が生じていたとは思えません。韓国の多くの識者、国民、与党の幹部すら、同じように考えているようです。政治的な自爆行為であり、正気の沙汰とも思えません。


考えられる可能性

 今回の事件については国防相の提案に乗ってしまったと言われていますが、二つの可能性が考えられます。

 一つは、一般人には知らされていない北朝鮮が関与する革命の企みなどの情報があったことです。しかし、それならば、解除したりせずに説明するでしょう。

 もう一つは、韓国に多いと言われている、いわゆる「火病」です。一般的な言葉でいえば、癇癪とかヒステリーでしょうか?野党からいじめられ続けて蓄積した抑圧が爆発してしまった・・・?これが、最もありそうです。
 いずれにしても韓国内の混乱が続きそうで、北朝鮮に付け込まれないよう願っています。また韓国内の精神的安定のための「反日病」が蔓延するなど、日本への影響もありそうです。面倒くさくても、落ち着いて対応しなければなりません。

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