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 外交は大切です。一般的には、当然、自民党総裁選挙などより優先すべきことです。しかし、現在の安倍首相の姿は、外交を口実に石破氏との論戦を避けているようにしか見えません。同時に、外交で頑張っているパフォーマンスをマスコミに報じさせれば、一石二鳥です。

 外交にも、動くべきタイミングと動くとまずい、あるいは動いても意味がないタイミングがあると思います。私は、今、安倍政権が頑張っているように見せているロシアとの関係北朝鮮との関係が、それに当たると思います。

 

ロシア外交

 ロシア外交は、特に北方領土の問題が国民の関心の高いテーマです。しかし、現在の状態でロシアと交渉しても無意味だと思います。

 指揮権(戦争になったら自衛隊は米軍の指揮下に入る)、基地権(米軍は日本の領土のどこでも基地にすることができ、基地への出入りや基地の使用が自由にできる)をアメリカに握られている日本は、ロシアから見れば戦略上はアメリカと同じことです。北方領土を返還した場合に、そこにアメリカ軍基地が作られる可能性があるのに、返還するはずがありません。
 「知ってはいけない」(矢部宏治)を読んで

 脈がある素振りを信じて交渉を重ねても、資金などを引き出されるばかりです。現に、安倍政権も含めて、歴代政権がこの失敗を繰り返しています。「領土問題を棚上げにして、まず平和条約を」など、他人のものを盗っておいてそれは返さずに棚上げにして今後は仲よくしようとは、虫のいい話です。経済協力だけ先食いされて領土問題は永遠に棚上げにされてしまいます。

 まず、指揮権、基地権の問題を片付け、日本が主権をきちんと回復してからでなければ、本格的な領土交渉は意味がないと思います。

 

北朝鮮外交

 北朝鮮関係では、特に拉致問題が国民の関心の高い課題です。しかし、北朝鮮の狙いは、日本からの経済支援(賠償と称する)のみです。

 非核化の問題が決着しない状態で、日本が北朝鮮に資金援助を約束できるはずがありません。そんなことをすれば、その資金が核・ミサイル開発に使われる恐れがあり、アメリカは激怒し、世界から非難されます。拉致被害者は本当に気の毒だと思うのですが、今は日本が独自に動ける余地はほとんどないと思います。

 

 パフォーマンスだけで成果の期待できない外交より、総裁選での活発な論戦を期待しています。

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