ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 放射性物質 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:放射性物質

 福島原発の「処理水」の海洋放出について、中国などは激しい反発を続けています。これまで中国が日本に対して反発してきた尖閣国有化の問題などは、私は完全に日本側の立場に立つことができたのですが、今回の「処理水」の問題は、判断できずにいます。判断するために必要な情報が十分に得られていないからです。

 「処理水」に含まれる放射性物質は、中国の原発などから排出されている廃水と比較して多いのか少ないのか、それらが海洋中に蓄積される恐れはないのかという点です。政府や東電は、トリチウムの濃度が極めて低いことだけを強調しており、その他の物質のことにはほとんど触れていません。この状態では、中国政府や中国の人々の反応について、荒唐無稽と断ずることはできません。

 

日刊ゲンダイのネット記事では

 私が求めてる情報のヒントが、8月31日の日刊ゲンダイ、デジタル版にありました。「高市早苗安保相はいつの間に変節?中国への強硬姿勢も処理水の海洋放出「猛反対発言」の過去」と題する記事です。

 記事によると、高市氏は夫とともに。菅首相(当時)が処理水の海洋放出を決めたことを「不誠実」として猛批判していたようです。夫の山本拓氏(当時、自民党の衆議院議員)は、日刊ゲンダイの取材に対し、ALPS処理水と、通常の原発排水は、まったく違うものです。ALPSでも処理できない核種のうち、11核種は通常の原発排水には含まれない核種です。通常の原発は、燃料棒は被膜に覆われ、冷却水が直接、燃料棒に触れることはありません。でも、福島第1原発は、むき出しの燃料棒に直接触れた水が発生している。処理水に含まれるのは、“事故由来の核種”です。」と言っているとのこと・・・。

 高市氏や山本氏は、我々一般人より詳しい情報を知りうる立場です。彼らの言っていることは、虚偽ではないと思います。そうだとすれば、中国政府などの主張にも一理あるかもしれません。

 

 政府や東電には、処理水の中に、除去できなかった核物質がどの程度残存しているのか、それは中国などで正常運転されている原発からの放流水と比較して多いのか少ないのか、それを数十年も続けても蓄積される心配はないのか、本当に安全なのか、事実を詳細に説明していただかなければなりません。

 政府がトリチウムの濃度が低いことばかり宣伝しているため、多くの国民が中国政府の反応は非科学的だと思いこまされてしまいました。大手マスコミも政府の片棒を担いでいるような、トリチウムにだけ焦点を当てた報道ぶりです。
 客観的な事実に即した報道を渇望しています。


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 福島原発の「処理水」の海洋放出について、国内外の批判が続いています。中国など、日ごろから理屈に合わないいちゃもんを付けてくる国からばかりなら気にもならないのですが、親日的な国や科学者等からの批判もあるようです。

 

自信があるなら反転攻勢を

 日本政府は、福島の「処理水」が本当に安全だという自信があるのなら、あの処理水が他国の原発からの放流水よりクリーンだというデータ(トリチウム以外のデータもすべて)をもっと公表し、アピールすべきです。さらに、IAEAに各国の原発や再処理施設からの放流水の抜き打ち検査、結果の公表の権限を与えることを国際社会に提案してはいかがでしょうか?

 それに反対する国があれば、その国の原発等から危険な物質が垂れ流されているのではないかという疑惑が生じ、逆に提案している日本の「処理水」の安全性をアピールできます。

 

国際規制のチャンス

 今回の騒動のおかげで、各国の原発や再処理施設から、放射性物質を含む放流水が排出されていることが周知されました。各国の放出を個々に評価すれば環境への影響は無視できる程度かもしれませんが、それらの合計が何百年も続いた場合、大丈夫なのでしょうか?

 私が特に心配なのは、トリチウムなどの半減期の短い放射性物質ではなく、炭素14などの半減期の長い物質です。それらの物質は、一度放出されれば、海の中に半永久的に蓄積され続けるのではないでしょうか?
 今回の騒動、核廃水の国際的な規制の議論を始めるきっかけになることを期待しています。

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