ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 政治資金規正法 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:政治資金規正法

 政治資金規正法の改正の名に値しないお粗末な改正案が、6月6日に衆議院を通過し、7日に参議院での審議が始まりました。野党はもちろん、マスコミが拾った「国民の声」でも、余りの酷い内容に憤りの声で一色になっているようです。

企業・団体献金の温存は詐欺だ!

 1994年に自民党も含む当時の与野党の協力で実現した政治改革関連法は、政党に公費助成する政党交付金制度を設ける代わりに、政治家個人への企業・団体献金を禁止し、激変緩和のため政党への献金見直しは5年後に先延ばしするとの附則が付きました。与野党協議で5年後に禁止することを確認したうえで、激変緩和のため先延ばししたものです。企業・団体献金禁止の議論は1994年時点で決着した問題です。

 しかし、1999年の法改正では政治家の資金管理団体への献金を禁じただけで、政党や政党支部への献金は引き続き容認し、さらに今回も温存しようとしています。政党を通じて政治家個人の資金管理団体にカネが流れることを許容していれば、無意味です。

 これは国民に対する詐欺と言うべきです。詐欺の主犯は自民党、公明党と維新の会が共犯です。連中には、この30年間の政党交付金を返還させるべきでしょう。

政治資金パーティーなど献金そのもの

 政治資金パーティーは、その名のとおり寄付を集めるためのものです。政治家個人や政治家の政治資金団体への企業・団体献金を禁止していながら、政治資金パーティへの参加を容認するなど、あり得ない話です。

 今回の改正案は、それも容認し、公開基準を5万円に引き下げただけです。そのお粗末な改正案にすら、自民党内では不満が強かったようです。盗人猛々しいにもほどがあります。

 

 これほど国民の怒りが強ければ、今までの自民党政権ならば方向修正があったはずです。今の政権、完全に国民を舐めています。

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 岸田首相が公明党、維新の会と相次いで党首会談を行い、政治資金規正法の改正について合意したことが、5月31日、報じられました。自民党が公明・維新の案を受け入れる形で再修正案をまとめ、両党から賛同を得たとのことです。その改正案たるや、改正の名に値しないお粗末な内容で、野党だけでなく、識者、メディアもこぞって批判しています。

お粗末な改正案

 識者などが指摘しているのは、まず、そもそも今回の自民党の裏金問題の全容、特に裏金が何に使われたかがほとんど解明されずに幕引きが図られていることです。原因などが分からなければ、防止策も説得力がありません。

 さらに、改正内容のうち、公明党がこだわった政治資金パーティー券の購入者の公開基準を現行の20万円超、自民党案の10万円超から5万円超に引き下げたことも、何の解決にもなりません。自民党内からも、パーティーの回数を増やせばいいだけ、企業が役員や社員の名前に分けるだけなどという本音が漏れているようです。企業団体献金の廃止と合わせ、政治資金パーティーも禁止しなければ意味がありません。

 また、政策活動費について10年後に領収書などを公開するとの内容は、維新の会の案を飲み込んだとのことですが、法人税や所得税の領収書の保管期限を過ぎ、公訴時効も過ぎた10年後に公開してもあまり意味がありません。ほとんどが選挙活動に使われていることがほぼ確実なお金です。廃止しても「政策活動」には支障がないものです。

公明党も維新の会も同じ穴のムジナ

 維新の会は以前から自民党の補完勢力と見られていましたが、やはり本性を現しました。沈みゆく泥船に乗り込んだ両党ですが、有権者はどう見るでしょう。
 ただ、立憲幹部も、廃止を提案しながら政治資金パーティーを開いていたなどという笑い話まで出てきて、今回のお粗末な修正案ですら自民党内の反対を首相が押し切ったもののようで、有権者の絶望感は深まるばかりです。

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 自民党の5派閥が、2019年から2021年の政治資金収支報告書について、パーティー収入約4,000万円分の不記載、過少記載があるとして告発され、検察が捜査を始めました。さらに、11月24日に発表された2022年分の政治資金収支報告書でも、新たに複数の派閥で、あわせて200万円を超える不記載が明らかになっているとのことです。

 あきれた話です。この5派閥はどうせ事務方の単純ミスだと言い張るのでしょうが、裏金作りをしていた疑いが濃厚でしょう。

 この5派閥の責任者は、意図的に不記載、過少記載を繰り返していたか、そんな簡単な事務作業もまともにできないようなスタッフに大事な仕事を任せるほどの間抜けか、どちらかでしかあり得ません。いずれにしても国会議員としては不適格であり、辞任された方がいいでしょう。

 

ザル法を解消せよ

 政治資金規正法は、パーティー券の購入額が20万円を超えないときは匿名扱いになっているなど、かねてからザル法と言われています。にもかかわらず改正しようとしないのは、誤魔化そうとしているからとしか考えられません。

 誤魔化そうとしているのでなかったら、企業・団体からの寄付、パーティー券の購入は、少額のものもすべて名前入りで公表するよう改正すべきです。企業・団体は、名前を公表されても困ることはないでしょう。困るなら寄付などしなければいいだけのことです。

 税務データと付き合わせるためにも、赤字法人の政治団体への寄付は禁止すべきでしょう。

 今回の件、政治資金規正法の不備を是正するきっかけになってくれることを願っています。告発した大学教授に「Good Job!」

 東京地検特捜部が、深く切り込んでくれることを期待しています。

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