岸田政権、このところ矢継ぎ早に従来の方針を転換しています。それも、国民の意見を聞けば間違いなく過半数の国民が反対するようなことばかりやろうとしています。しかも、急な方針転換に至った理由、議論の経過が国民にほとんど示されないまま、唐突に発表するというパターンです。
原発の新増設の容認、60年超の原発運転の容認、防衛増税、学術会議の会員選考に第三者委員会(おそらく政権の意向を反映させるメンバー構成)を関わらせること、マイナンバーカードを国民に持ち歩かせようとする施策・・・。
もううんざりです。これらが形になる前に、政権の命運が尽きることを切に希望しています。
もう国民に丁寧に説明して理解を得るということをあきらめてしまったようです。口先だけは「ていねいに説明して理解を得る」などと言っていますが、説明するなどと言いながら自分たちの主張を繰り返すだけで、反対意見への回答になっていません。
安倍国葬の時から、ずっと同じことの繰り返しです。相次ぐ閣僚の辞任でも、任命責任を痛感しているなら、当然辞任しなければならないくらいの事態にもかかわらず、面の皮を厚くして居座ったままです。
もしかしたら、岸田氏の意向ばかりでなく、この政権がどうせ短命に終わると見切った保守派や官僚が、かねてからやりたかった不人気政策を全部この政権にやらせて退陣させようともくろんでいるのかもしれません。
これらの政策の中には、私が賛成するものもありますが、ろくに議論せずに数で押し切ろうとするこの手法には賛同するわけにはいきません。
日本の政治がだんだん劣化してきている気がします。小選挙区制に原因があるのかもしれません。
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。
サイト案内(目次)