アメフト部の薬物問題の対応をめぐって、11月27日、日大の沢田副学長が林理事長を相手取って1000万円あまりの損害賠償を求めて東京地裁に提訴したことが報じられています。一部の報道では、理不尽に辞任を要求されたことがパワハラだとして訴えたとしていますが、さすがにそれはないと思います。この場面での辞任の要求など、パワハラにならないでしょう。
別の報道では、林理事長から「合理的な理由なく、ほぼ全ての主要な会議体への出席が禁じられた」とし、「全ての責任が沢田副学長にあるかのような印象操作をされたことによって社会的評価を低下させられるなどした」などの行為がパワーハラスメントに当たるとの主張とされています。こちらならパワハラに当たる可能性もあるでしょう。
「理不尽な辞任要求は田中元理事長の独裁体制と変わらない」との内部関係者の声が紹介されていますが、この意見は変です。「空白の12日間」の責任の大部分は沢田副学長にあることは明白で、辞任要求は当然です。7日後に伝えられた林理事長にも、その時点ですぐに通報を指示しなかった責任はありますが、林理事長は元々組織人ではなく、このような場合の対処に不慣れで、プロである検察官出身の副学長の判断を信用してしまったことも分からなくもありません。ミスはミスですが・・・。
副学長は、9月に理事長から「お引きいただくことが私たちにとって一番良い方法」と辞任を迫られ、拒んだと報じられています。この辺りの心理、我々一般人とは大違いです。普通なら、自分の判断ミスで大学をこれほどの苦境に追い込んでしまえば、言われなくても辞任しそうですが・・・。
しかし、2年も国からの補助金をもらえなくても続けていけるというのは、さすがにマンモス大学だと感心しています。
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