ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 最低賃金 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:最低賃金

 最低賃金(時給)の目標として石破政権が掲げた2020年代の全国平均1500円」への引き上げについて、達成期限を30年代前半に先延ばしする方向で調整に入ったことが報じられています。高市政権が近くまとめることになっている「日本成長戦略、その旨を盛り込むようです。がっかりです。

 この背景には、日本商工会議所等の経済団体が賃金上昇に難色を示していることがあります。高市政権は、生活者、消費者より、政治献金をくれる経済団体を重視するようです。やはり、企業・団体献金は禁止しなければなりません。

 かつて日本の一人当たりGDPは世界のトップクラスにありましたが、自民党政権の失政が続く間に、日本はすっかり貧乏くさくなってしまいました。

地域間競争も抑制?

 6月26日、中央最低賃金審議会で2026年最低賃金の検討が始まりました。それに先立つ23日、審議会が報告書を公表し、その中で、過度な地域間競争や新たな最低賃金の発効日を遅らせることを牽制しています。昨年度は、改定された最低賃金が適用される「発効日」が数ヶ月遅れる県があり、その背景について、報告書では、最低賃金をめぐって労働側と使用者(企業)側が交渉する中で、発効日が引き上げ額の「交渉材料」となっていることを課題にあげています。「大幅な引き上げ額を確保するための過度な交渉材料とするべきではない」とも明記しました。

 全国最低、ブロック最低を避けたい気持ち、隣県より低くなると人口流出につながるので避けたい気持ちは、よく理解できます。
 発効日を遅らせる賃上げの先送りには反対ですが、適切な地域間競争で、最低賃金が上昇することを期待しています。
 「2025年も最低賃金引上げ競争は続いた」 参照願います。

 にほんブログ村 政治ブログ 地方自治へ
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。

 
サイト案内(目次)

 2025年度も各県で地域別最低賃金の引上げ競争が続いたようです。

 今年、厚生労働大臣の諮問機関である中央最低賃金審議会が示した「令和7年度地域別最低賃金額改定の目安」は、Aランク地域(東京都等6都府県)63円、Bランク地域(宮城県等28道府県)63円、Cランク地域(沖縄県等13県)64円でした。しかし、各地方最低賃金審議会では、目安を上まわる引き上げ額で答申する例が相次ぎ、平均引き上げ額は66円となったとのことです。各都道府県の審議会が中央の示した目安額を大幅に上回る答申をする傾向は、2023年ころから顕著になっています。

 地域間の労働力獲得競争、地域ごとのプライドが背景にあるのでしょう。この最低賃金の引き上げは2025年10月から都道府県ごとに順次実施されます。

全国で千円を超えた

 2025年は新たに31道県が時給1,000円を超え、全ての都道府県で1,000円を超えました。「ようやく!」という感じです。早めに1,500円に達したいものです。

地域間競争

 2022年には沖縄県等10県が853円で全国最低に並んでいました。しかし、2023年にこれらの県が目安額を大幅に超える引上げをしたため、これまで最低ではなかった岩手県が、目安額どおりの引上げをした結果、単独で全国最低になってしまいました。

 2024年は、その岩手県が目安額に9円も上乗せして引き上げたため、目安額に4円しか上乗せしなかった秋田県が単独で全国最低になってしまいました。

 2025年は、東北諸県が頑張った結果、沖縄県、高知県、宮崎県の3県が1,023円で最低に並んだようです。この3県も目安額64円に7円も上乗せし71円も引き上げて頑張ったのに・・・。

 今回の改定により、最高額(東京都の1,226円)に対する最低額(沖縄県・高知県・宮崎県の1,023円)の比率は83.4%となり、昨年度の81.8%から大幅に格差縮小になったようです。
 全国最低だけでなく、各ブロックの最低を避ける競争も続いています。今後も地域間競争に期待します。
 にほんブログ村 政治ブログ 地方自治へ
にほんブログ村

 にほんブログ村 ニュースブログ ニュース感想へ
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。

 
サイト案内(目次)

 
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。

 8月4日、厚生労働省の中央最低賃金審議会の小委員会が、2025年度の最低賃金額の目安を全国の加重平均で時給1118円にすることで決着しました。現在の1055円から63円、伸び率では6.0%の引き上げです。この増加幅、伸び率は過去最大のようです。

 具体的な引き上げの目安は、都道府県を経済状況によって分類したA・B・Cの3つのグループ別に示されています。Aグループ(東京や大阪など6都府県)とBグループ(北海道、広島、福岡など28道府県)は63円、Cグループ(秋田や沖縄など13県)は64円です。

 現在、最高は東京都の1163円、最低は秋田県の951円なので、目安どおりに引き上げられれば、全都道府県が1000円を超えます。「ようやく!」という気持ちです。

地域間競争を期待

 2023年ころから、各県の間で熾烈な最低賃金引上げ競争が始まっています。例えば、2023年は岩手県が全国最低、東北ブロック最低だったのですが、2024年に中央が示した目安額に9円上乗せして59円引き上げた結果、目安額に4円上乗せの54円引き上げとした秋田県が全国最低、東北ブロック最低になってしまいました。

 2024年も最低賃金引上げ競争が続いた」 参照願います。

 プライドの問題に加え、労働人口が他地域に奪われては大変なので、真剣勝負です。どこの県も、ブロック最低は避けたいところでしょう。

 日本の生産性を高めるには、賃金上昇が不可欠であり、最低賃金は早期に1500円程度にはしなくてはなりません。さらなる競争を期待します。今回の引上げについても事業主側がかなり抵抗しているようですが、この程度の賃上げに対応できない事業者は、労働者を抱え込む資格はないと思います。
 にほんブログ村 政治ブログ 地方自治へ
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。

 
サイト案内(目次)

 7月24日(水)、厚生労働省の審議会で、現在、全国平均で1004円(時給)の最低賃金を、過去最大の50円程度引き上げて1054円とすることが決まりました。50円引き上げるということは、たった5%の引上げにしかなりません。既に「実質賃金はマイナス」と報じられています。

 審議会での23日の協議では、有識者の公益委員が大幅な引上げ額を提示したのに対し、経営者側の委員が近年の最低賃金の上昇ペース加速が中小企業の経営を圧迫していると主張し、値切ったようです。

岸田首相の約束はやはり嘘だった

 岸田首相は、再三、賃金の上昇にあらゆる政策を総動員すると言明していたはずです。最低賃金はおおむね10月に引き上げられますが、首相は、昨年の10月から今年の10月までの1年間の物価上昇を5%未満に抑え込む自信はあるのでしょうか?あるはずがありません。過去最大の引き上げ額だなどと言っても、物価上昇率を下回ったのではお話になりません

 1年間の物価上昇率を想定し、そこに何%上乗せするかという議論の進め方をしなければ、話になりません。

 少子化に歯止めをかけるためにも、日本の生産性を世界と同じ程度に上昇させるためにも、賃金の大幅上昇は日本の最重要事項でした。その課題を怠けていながら、憲法改正など余計なことに手を出す・・・。「愚か者!」と罵倒すべきです。

 非正規雇用が増え、終身雇用が崩壊した現在、夫婦二人で働けば子供二人を育て上げられる程度の金額、つまり労働力の再生産が可能な金額を最低賃金とし、その程度の賃金も支払うことのできない事業者は、労働市場から退場してもらうべきです。今なら廃業する事業者が少しくらい増えても、失業率は増えないでしょう。

 今後は各都道府県の審議会が昨年のように引上げ競争を繰り広げてくれることを期待しています。
 「最低賃金引上げ競争」 参照願います。

 しかし、結局、少子化に歯止めをかける機会がまた失われ、日本再生のための貴重な1年が無駄になりそうです。企業献金をたくさんもらおうとして企業経営者の声ばかり聞いている岸田政権の責任は重大です。やはり日本の将来のため、企業・団体献金は禁止しなければなりません。

 にほんブログ村 政治ブログ 地方自治へ
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。

 
サイト案内(目次)

 2023年の全国都道府県の最低賃金が、8月18日に出そろいました。各都道府県の審議会ががんばって、国の中央審議会が示していた各地域ごとの「目安額」を上回る引き上げをしたところが目立つのが、今回の特徴です。

 全国で24県が国の目安額を上回る引き上げをしました。中でも、最低賃金が全国で最低クラスだった県の健闘が目立ちます。これまで最低賃金が最も低かったのは、青森、秋田、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄の10県で853円でした。これら各県の引き上げ目安額は39円か40円でしたが、いずれもそれを4円以上上回る引き上げを決めています。中でも、佐賀県は、目安額39円を8円も上回る47円の引き上げをし、900円の大台に乗せました。あっぱれを上げたいと思います。

 最も低かったグループに次いで854円だった県の多くも目安額を大幅に超える引き上げを決めた中、目安額どおり39円引き上げて893円にとどめた岩手県が、全国の単独最下位となってしまいました。岩手県は、他県の動向が判明する前に早々に「目安額どおり」と決めてしまったようです。油断があったのでしょう。

 おそらく、来年は岩手県もがんばらざるを得ないでしょう。

 

 各県ががんばった背景には、労働力の獲得競争があるようです。賃金が低くては、若者が都会に出るのを止めることはできません。移住の候補地となるためにも、賃金は高くなくてはいけません。また、全国最低にはなりたくないという気持ちもあったろうと思います。
 今年のこの結果で、最低賃金の引き上げ競争が勃発することは大歓迎です。

 にほんブログ村 政治ブログ 地方自治へ
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。

 
サイト案内(目次) 

↑このページのトップヘ