ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 最強組織の法則 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:最強組織の法則

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 読書が趣味ですが、私の読書には、優先順位があります。この優先順位は、人生のステージに応じて変化するのでしょうが、今のところはまだ、仕事に役立ちそうな本を第1順位としています。知識を得るための無味乾燥な読書になることも多いですが、結構楽しめるものもあります。

 

 県職員だったため、1年から4年ほどで異動しました。県職員の仕事は、異動すると全く未知の世界になってしまうことも多く、特に異動直後は勉強が必須です。意識的に勉強しなくても、半年もすれば普通に仕事をこなせる程度にはなれると思いますが、少しでも早く役に立つ職員になれるよう、異動のつど、それぞれの分野の勉強をしました。私は、仕事も生きがいの一つとしており、より精通した方が成果も上がり、達成感を得る機会が多いことを実感しています。

 

 地方自治関係の勉強はもちろんですが、高齢者福祉部門に配属されたときは、老人介護、生活リハビリなどの本を読み漁りました。

 病院に配属されたときは、診療報酬の解説書や病院経営に関する本を何冊か読みました。

 出納部門に配属されたときは、部下に簿記資格の取得を促す立場だったため、自分でも猛勉強したことから、読書はほとんどできませんでした。その代り、2年間の独学の結果、5年前に日商1級を取得できました。公務員のため、この資格自体が役に立ったことはありませんが、得た知識、意思決定の考え方などは、その後の仕事に役立っています。

 行政改革部門に配属されたときは、組織論、戦略論などの経営学関係の本をかなり読みました。仕事の必要から読んだ本ではありますが、私の生き方にも影響を与えてくれた気がします。「もしドラ」などを読めば分かるとおり、経営学には人間哲学のような側面もあります。もし私が、あの時期(管理職になる少し前の40代)に「エクセレント・カンパニー」「ビジョナリー・カンパニー」「最強組織の法則」などを読み漁らなければ、何でも自分でやりたがる「嫌な管理職」になっていた気がします。この分野は、今でも私のお気に入りのジャンルの一つです。

 

 読書のおかげで、仕事も楽しむことができ、もちろん生活も楽しんでいます。

 

   「座学の勧め」参照

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 研修会などで社会人になったばかりの人たちの前で話す機会があると、勉強を続けるべきこと、その中でも、座学を軽視しないことをお願いしています。

 近年、社会の変化のスピードが昔よりずっと速くなり、現在自分が持っている知識がすぐに陳腐化してしまいます。常にアップデートは欠かせません。これは、当然なことです。

 

座学を軽視する人

 「俺は仕事をする中で勉強しているので、本による勉強など不要だ。」という信念をもっている人もいますし、特に信念もなく、特別な勉強をしない人も大勢いらっしゃいます。

 私はかつて、よく本を読む上司に仕えたこともあり、反対に、実務経験一辺倒で自己啓発的な本は全く読まない上司に仕えたこともあります。前者は、勤務時間が終わるとすぐに帰宅しておられました。その上司は、「失敗の本質」といった類のビジネス書や歴史書を多読しておられ、その効果だと思うのですが、業務について我々には思いつかない方向性を示してくれたり、示唆を与えてくれました。一方、本を読まない上司には、参考にはなるような助言はいただけませんでした。
 OJTももちろん大切ですが、座学も必須です。

 

座学を重視すべき理由1 自分の経験だけではダメ

 座学を重視しなければならない理由の第1は、自分の経験だけでは全く不十分ということです。公務員は、どんな状況下でも適切に対応できることが、優秀な職員の条件です。そのためには、自分一人の経験だけでは全く不足であり、歴史上の事象に学んだり、過去の事象の集大成である経営学などに学ぶ必要があります。

 また、例えば、新たな分野、例えば、公務員の仕事をしているだけでは、企業会計、簿記の仕事は学べませんが、仕事の外でそれを学んでおくことで、他の職員より上質の仕事ができます。

 

座学を重視すべき理由2 重要な決定の効果は自分で経験できない

 これは、「最強組織の法則」(センゲ)などの経営書に書かれていて、確かにその通りだと感銘を受けました。重要な決定ほど、その本当の結果が現れるのは遅くなり、決定を下した本人はそれを体験できないことが多いということです。センゲは、経験から学ぶというのは錯覚だとまで言っています。

 例えば、製品の魅力が低下したので業績の落ちている企業で、営業部長が営業マンに対して、「足で稼げ」などとハッパをかけたとします。営業に力を入れれば、一時的に業績は回復するかもしれず、その営業部長は栄転します。しかし、製品に魅力がないことが本当の原因ですから、優秀な営業マンほどバカバカしくなって退社してしまうなど、問題はより深刻になってしまいます。

 

座学を重視すべき理由3 異なった状況下での成功体験は役に立たない

 これは、理由2にも通じることです。例えば、バブル時代の成功体験を参考に、現在の状況に対応しようとすることは、命とりかもしれません。

 

 私も、老骨に鞭打って、勉強を続けたいと思います。

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