ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 東京五輪 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:東京五輪

 テニスの錦織圭選手がインタビューを受けて、東京オリンピック、パラリンピックについて、「死者がこれだけ出ているということを考えれば、死人が出てまでも行われることではない。」と述べました。

 それに対して、著名人による批判的な発言が続きましたが、私は錦織選手の発言に共感し、批判する発言については理解しかねています。

 

橋下徹氏は

 橋下徹氏は、錦織選手のインタビューがテニス大会中のイタリアで行われたことを引き合いに、イタリアの感染者数、死者数と比較すれば日本はずっと少ないことから、錦織選手は状況を正確に分かっていないようなことを言っています。

 しかし、イタリアで大勢の人が死んでいるから日本で少しくらい死者が増えても仕方がないということはなく、一人でも少なくするよう努力すべきことは当然です。

 今の状況で五輪を強行開催すれば、日本国内で変異株の感染爆発が発生する可能性が増すことは否定できず、また、医療体制にさらなる負荷をかけて助けられたはずの患者を助けられなくなる可能性が高いことも否定できません。

 こんな危険は、避けられるなら避けるべきことは当然です。

 

猪瀬直樹氏は

猪瀬氏は、「テニスにはウィンブルドンなど四大大会があって五輪は昔から重要視されていないという事情が背景にあってのこの発言は、五輪にすべてをかけている他のスポーツ選手に対してフェアとは言えないと思う。」などと批判しています。

テニス選手としてではなく、一人の人間として、五輪開催より人の命を大切にすべきだと発言することが、なぜアンフェアなのでしょうか?ならば、私のような五輪に出場する可能性が皆無で、五輪が中止になっても失うもののないような人間が五輪開催に反対することもアンフェアなのでしょうか?

死ななくてもいい人がたくさん死ぬ結果になる可能性があるようなことに反対することが、アンフェアなこととは思えません。

 

 私も、五輪出場を夢見て努力してきたアスリートの心情を考えれば、五輪は開催できればいいと思っていましたが、今の状況では危険すぎる賭けであり、中止すべきだと思います。

 海外のマスコミも開催強行に否定的であり、日本が中止したとしても嘲笑されることなどないでしょう。

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 東京五輪の大会組織委員会が、今度は200人のスポーツドクターを募集していることが報じられました。

 常識的に考えれば、新型コロナウイルスの感染拡大で医療事情がひっ迫している中で、ボランティアのスポーツドクターに応募する医師など、あまりいないのではないでしょうか?

 一大イベントにボランティアでも参加したいという医師もおられるのかもしれませんが、その医師が抜けてしまった医療現場は大変でしょう。責任感のある医師なら、この状況で応募などできないでしょう。病院の勤務医が応募しようとしたら、院長は当然引き止めたくなるはずです。医療現場に無用な葛藤を引き起こすかもしれません。

 

誰が中止を言い出すか

 4月28日、政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長がようやく「開催に関する議論をしっかりすべき時期に来ている。」と指摘しました。ずっと政権に忖度してこられましたが、黙っていられなくなったのでしょう。この人がこういう発言をするということは、中止やむなしというお考えのような気がします。

 同じころ、丸川オリ・パラ担当大臣が医療体制の準備について東京都の対応を批判し、小池知事が反論しました。これなども、中止を見越して、その責任を相手に押し付けようとする動きにも見えます。

 誰かが勇気をもって中止を言い出すか、少なくとも急いで検討することを言い出すべき時期でしょう。

 

 日本が実施の姿勢を崩さなくても、今の日本の感染状況では各国が選手団の派遣中止を言い出し、それがドミノになりそうです。そこで立ち往生する結果になるのは、あまりにもみっともない気がします。

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