ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 柳瀬 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

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 5月10日(木)に行われた元首相秘書官の柳瀬氏の参考人招致について、週末から月曜日にかけてマスコミが世論調査をした結果が報道されています。

 当然ながら、ほとんどの国民が「疑惑が深まった」と感じており、加計学園ありきで官邸が動いていたという心証を持ったようです。

 

何のための参考人招致だったのか?

 柳瀬氏の答弁内容は、予想された通りのものでした。与党と調整した上での参考人招致ですから、当たり前です。愛媛県職員との面会についてのとぼけ方まで、私が予想していたとおりでした。

 「面会を認める方向で調整」って?

 

 理解できないのは、あれで幕引きができると与党幹部が考えていたことです。既に外堀を埋められている以上、あのような答弁しかできないだろうとは思いますが、あんな疑惑を深めるような内容で、一区切りが付けられるはずがないと思います。

 それをどんな意図をもって、与党が調整してあんな茶番の参考人招致をしたのかが理解できません。単なる作戦ミスならばお粗末すぎ、考えられません。与党幹部は、野党ばかりでなく、よほど国民をなめているのでしょうか?

 

面会を安倍総理が「問題なし」

 柳瀬氏が加計学園関係者と面会を重ねていたことについて、安倍首相が、「問題ない」との認識を示したことが報じられています。

 とんでもない認識だと思います。

 獣医学部新設を巡って競争している事業者のうち、一つの事業者とだけ何回も面会を重ねることが、「問題ない」とは、元県職員の私の感覚からは考えられません。首相秘書官という、県幹部でもなかなか面会できない役職の方です。

 通常は、利害関係のある人とは個別の接触は避けることが、誤解を招かないための公務員の常識です。「不適切な行動だった」と述べるのが、上司として当然です。

 上司としての普通の対応ができないということは、やはり、その面会が、上司である首相の指示によるものだったか、少なくとも首相が承知している中で行われたものなのでしょう。ここで首相が、「不適切な行動だった」などと言えば、梯子を外された柳瀬氏が怒って、正直になってしまう恐れがあるのでしょう。

 

首相「忖度なかったと言い切ることはできない」

 14日午後行われた参院予算委員会の集中審議で、自民党議員の質問に対し、「忖度があったかどうか、忖度される側には分かりにくい面もある」、「忖度がなかったと言い切ることはできない」としつつ、「ごまをするための忖度は求めていない」などと説明したとのことです。

 自分は指示していないが官僚が勝手に忖度したことだという最終防衛線にまで後退されたようです。初めからそういう説明をされれば国民も納得していたかもしれませんが、ここまでいろいろ証拠を突き付けられた末にそう言いだされても、なかなか信じる気にはなれません。

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 加計学園の獣医学部新設
を巡り、当時の柳瀬総理秘書官「首相案件」と発言したとされる問題について、
柳瀬氏は次のようなコメントで完全否定のようです。

「自分の記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはありません。報道にありますように、私が外部の方に対してこの案件が首相案件になっているといった具体的な話をすることはあり得ません。

 

逃げ腰の「完全」否定

 完全否定のようですが、「自分の記憶の限りでは」と条件を付けており、ばれてしまった場合の逃げ道を用意しています。忘れたといえば、他人はそれを虚偽だと証明することはできません。抜け目ない言い方ですが、これでは誰も信用せず、本当はそういうことがあったのだろうと世間は感じるでしょう。

 

愛媛県には嘘を書く動機がない?

 糾弾する人たちの中に、愛媛県には嘘を書く動機がないから、この文書の内容は真実だと主張される方たちがいます。私も、この文書の内容は真実だと感じていますが、愛媛県に嘘を書く動機がないといわれると、そんなことはないでしょうと反論したくなります。

首相が推進しているというメモを見せれば、各省庁の抵抗を抑えられます。私は、このメモは、担当者の備忘ではなく、各省庁の反対、抵抗を抑える目的で作成された文書だと思います。現に、そのような使われ方をしています。

今治市にしても同様です。獣医学部を推進しようとしている人たちには、首相が応援している案件であるという嘘をつく動機は、間違いなくあります。だから、愛媛県の出席者が作成したメモの内容を今治市の出席者が事実であると証言したとしても、そのことによっては、あまり信ぴょう性は高まらないのではないかと思います。

とはいえ、私も、文科省で発見された文書等の整合性から、この愛媛県の文書の内容も真実だろうと思っています。

 

なぜ会ったことまで否定しなければならない?

 普通に考えれば、会ったことまで否定することは難しく、「首相案件」と言ったことなどだけを否定する作戦の方がよさそうです。会ったことまで否定しなければならない事情があるのか、作戦ミスか、どちらでしょうか?

 

 いずれにしても、証人喚問は不可避のような気がします。彼の場合は、佐川氏などのように犯罪的行為に手を染めたわけではなく、ここで正直に証言する方が、将来はまだ明るいのではないでしょうか?

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