ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 森友 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:森友

 森友文書の改ざんを巡り、改ざんを苦に自殺された元財務省近畿財務局職員の妻が請求して4月に開示された資料に74点の欠落があったことが通し番号から判明していました。森友問題が発覚した2017年に財務省理財局主導で政治家関係者の応接録が廃棄されており、その欠落について財務省は「(その)過程において欠落したと考えられる」と説明しています。

 先日、抜け落ちていたとみられる文書の一部が、NPO法人「情報公開クリアリングハウス」が情報公開請求して開示された資料の中にあったことが分かりました。

「ごめんなさい」で済ませられない

 欠落についての財務省の説明は、私はその通りなのだろうと思います。それは当然、「ごめんなさい」で済ませていい問題ではありません。

 政治家関係の応接録等の廃棄は、財務省理財局の主導で行われたとのことですが、具体的に誰の指示で誰がやったのか、明らかにする必要があります。

 刑法第256条(公用文書等毀棄)では、「公務所の用に供する文書又は電磁的記録を毀棄した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。」と定められています。また、国家公務員の懲戒処分の指針にも定めがあります。

 財務省は、早急に指示者や実行者を特定して責任を問わなければなりません。公務員には、職務の中で犯罪が行われたことを知った場合は告発する義務が刑事訴訟法で課されています。この義務違反は犯罪です。財務省は、これ以上罪を犯してはなりません。

明白に違法な業務命令には従ってはならない

 「上司の命令に従っただけ」という言い訳は通用しません。大明白に違法な業務命令はそもそも無効であり、命令された側が判断して、従ってはならないのが行政法の原則です。あのケース、文書の廃棄を指示された職員は、違法な行為だと分からなかったはずはありません。

 このような政治がらみの悲劇を再び起こさせないため、責任を絶対に追及しなければなりません。
 また、抜け道を防ぐため、文書の紛失について保管責任者が罰を受ける仕組みも必要だと思います。
 野党、メディアは、財務省が早急に対応するよう働きかけ、動きが見えなければ告発していただきたいと思います。
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 森友学園に絡んで公文書改ざんをやらされたことを苦にした職員が自殺された問題で、大阪高裁は国の文書不開示を違法と判決し、国が上告しないこととしたため、それが確定するようです。

 自殺された職員の妻の雅子さんは、財務省から大阪地検特捜部に提出された改ざんに関する文書の開示を求めました。国は捜査への影響を理由に文書の存否さえも明らかにせず、不開示を決めましたが、雅子さんは2021年10月、決定の取り消しを求めて提訴していました。1審の大阪地裁は請求を棄却しましたが、大阪高裁はそれを覆し、国の決定を違法として雅子さん側の逆転勝訴となりました。
 「近畿財務局、財務本省が関連文書を不開示・その2」
 「近畿財務局、財務本省が関連文書を不開示」 参照願います。

財務省の判断の責任を問うべき

 今回の大阪高裁の判断は、極めて常識的なものです。

 そもそも、この公文書公開請求については、総務省に設置されている「情報公開・個人情報保護審査会」(有識者で構成)が、「文書の存否を答えても捜査に支障はない」と答申していたにもかかわらず、財務省がそれを無視して不開示にした異例のものでした。私は、県の情報公開・個人情報保護審査会の事務局を経験していますが、私からみても財務省の不開示は理解しがたいものです。

 事務的に考えれば、こんなアホな不開示の判断を優秀な財務官僚がするはずがないと思います。上層部から政治的な圧力があったとしか考えられません。

 当時はまだ、安倍氏も健在で安倍派の影響力も強かったから・・・?

 財務省は、自らの名誉のためにも、誰がどのような理由で不開示の判断をしたのか、真相を明らかにすべきです。圧力があったならそれを明らかにすべきです。
 
上告断念は、石破首相の指示だと報じられています。安倍派の残党が石破首相を逆恨みして足を引っ張ったりしないことを願っています。

 また、このうえは、潔く、求められている文書を全て開示すべきです。検察には提出しているのですから。一般に、公務員の職務上の行為は、行った職員の氏名等も含め、個人情報として秘密にすべきものではないでしょう。隠したくなる気持ちも分かりますが・・・。

 真っ黒に墨塗りした文書を開示などすれば、まさに恥の上塗りです。

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 森友学園問題に関する財務省の決裁文書改ざんに関与させられて自殺した近畿財務局の元職員の公務災害認定報告書に関し、人事院が元職員の業務内容などを不開示とした決定を、人事院が自ら取り消す決定をしたことが11月5日に報じられました。

取り消す決定自体は1029日付けだったようです。この不開示決定に対しては、総務省情報公開・個人情報保護審査会9月に「不開示とした理由が詳しく記載されていない」として、決定を違法として取り消すべきだとする答申を人事院にしていました。

 

「情報公開・個人情報保護審査会」Good Job
 審査会の裁決理由では、「効果的な主張を困難にさせている」とも述べており、今回、人事院はその答申内容に従い、不開示決定は違法と認めざるをえなかったようです。不開示の理由など、詳しく説明できるはずがありません。
 審査会の存在意義を示してくれました。Good Job

この審査会は、どこの都道府県にもあり、私も古巣の県庁のこの審査会の事務局を務めたことがあります。たしか、大学教授2名(行政法、ほか)、弁護士1名、その他有識者1名(マスコミ出身者)で構成されていたと思います。私の経験では、各委員は、自身の見識に従って意見を述べ、それを互選による委員長が取りまとめ、事務局が結論をコントロールすることなどできない形で運営されていました。
 こうした委員会が正常に運営されていることは、国民にとっては心強いことだと思います。

人事院も予定どおり?
 あの問題で、元職員の業務内容を遺族に対して不開示にしなければならない理由など、考えにくいと思います。人事院の官僚も、審査会にかけられれば敗けると予測できなかったはずはないでしょう。
 私の憶測ですが、人事院は、あっさり開示してしまうと官邸に睨まれてしまうので不開示にし、審査会の答申を得て開示にしたのではないかと思います。審査会の答申を経て開示したのであれば、官邸に対して言い訳もできると考えたのではないか・・・?
 人事院には、安倍政権の黒川氏定年延長問題の際に官邸の意向に従って言を左右した前科があります。 

 岸田新政権には、官僚が良心に従って仕事ができるような体制に戻すことを期待しています。

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 一昨日、この件について投稿(予約)した時点では、近畿財務局の不開示理由は報じられていましたが、財務本省の不開示理由はまだ報じられていませんでした。

 「近畿財務局、財務本省が関連文書不開示」 参照

 

 その後、財務省の不開示理由も明らかになりました。

 大阪地検に提出した資料の不開示理由は、どちらも捜査機関の活動への配慮です。これは、一応理解できます。

 調査報告書の関連文書の不開示理由は、財務局と財務本省で異なっています。財務局は、「不存在」ですが、財務本省は「公表すれば同種の調査に必要な協力を得られず、公正な人事に支障を及ぼす」ということです。さすがに、財務本省は、「不存在」などととぼけることはできなかったのでしょう。

 

財務局も「不存在」のはずがない

 例えば、財務局と本省との間のメールのやり取りも、本省だけの調査で済むはずがありません。発信者と受信者の双方から提供させる必要があります。

 また、財務局内部で文書改ざんについてメールのやり取りが一切なかったということも考えられません。

 調査が本省主体で行われたとしても、財務局職員が事情聴取の対象になっていながら、財務局に何も書類が残らないということも考えられません。

 

同種の調査への支障は?

 「公表すれば同種の調査に必要な協力を得られず」ということは、あり得るでしょう。「公文書改ざんのような同種の事件を再び起こすつもりか?」という揚げ足取りは、ここでは控えます。

 しかし、公文書改ざんなどというとんでもない行為を誰が指示したのか明らかにされず、刑事罰を受けたり懲戒免職になったりした職員が皆無に終わったという前例を作ってしまうことの弊害の方がずっと大きいことは明らかです。さらに、国民からの信頼回復ができないことの弊害もあります。それらに比べれば、今後の調査の際に職員から協力を得にくくなるという弊害は、この際受け入れるべきでしょう。また、対応策を講ずることもできます。

 

 やはり、この森友学園関係の公文書改ざん問題は、第三者による再調査が必要です。

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 国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自殺された近畿財務局職員赤木俊夫さんが改ざんの経緯を記したとされる「赤木ファイル」について、5月6日、国がとうとう存在を認めました。私は、廃棄してしまったことにしてしまう可能性もあると考えていたので、財務省がそこまで腐りきっていなかったことに、取りあえずホッとしています。

 

まだ改心したわけではないだろうが

 存在を認めたといっても、まだ、過去の愚行を反省してまっとうな組織になったわけではないと思います。今回、ファイルの存在を認めた理由は二つあると思います。

 一つは、遺族側が示した証拠、マスコミ報道などから、ファイルがあったこと自体は既に明らかで、それを否定すれば裁判官の心証を悪くして、裁判に悪影響があると考えたためでしょう。

 もう一つは、存在しないことにしてしまおうと画策しても、誰かが漏らしてしまえば大変です。仮に、誰か幹部が、ファイルをなかったことにして廃棄するよう指示したとして、そのことを部下にリークされたらその幹部の役人人生はお仕舞いです。そんなリスクを冒そうとする幹部はいないでしょう。大臣、副大臣などの政治家も同様です。

 かつては強力だった内部の締め付け、口裏合わせの効力が、失われてきているのでしょう。

 

でも正常化への第一歩

 内部から裏切り者が出るのではないかという危惧から事実を認めざるを得なかったとしても、一歩前進だと思います。組織への忠誠より国民への忠誠を選ぶ職員がいるかもしれないと思えば、口裏合わせはできません。

 

 財務省には、これ以上恥をさらさず、潔くファイルをすべて提出することを望みます。公務の執行に係る公務員の氏名等は、秘密にする必要がないもので、これまでも公開されています。

 誰がどう指示したかなどは、公務に関することで、守るべきプライバシーではありません。財務省には、一日も早く国民のための役所に戻っていただきたいと思います。

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