ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 米朝会談 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:米朝会談

 2018612日にシンガポールで米国トランプ大統領と北朝鮮金正恩総書記とで行われた米朝首脳会談は、やはりアメリカにとって失敗だったことが次第に明確になってきました。

 トランプ大統領や韓国の文大統領は成果を強調していましたが、当初から懐疑的な声が多いようでした。私も一応は期待しましたが、やはり北朝鮮を利しただけだったようです。

 「米朝会談の見えない成果と見える悪影響」 

 

 多くの識者が指摘するように、北朝鮮は核やミサイルを放棄する気は全くなく、制裁の解除や核・ミサイル開発のための時間稼ぎを狙っただけだったのでしょう。その目論見はまんまと成功したようです。潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射に成功したとも公言しています。米国の情報では、ハッタリかもしれませんが・・・。

 もしその技術を確立すれば、日本ばかりでなく米国にとっても由々しき問題です。仮に、ハッタリだったとしても、技術開発のために時間稼ぎをしたという北朝鮮の意図が明確になったわけです。

 

米国は方向転換ができるか?

 近く米朝の実務者協議が開始されるようですが、米国が反省に立って方向転換ができるかが問題です。大統領選挙を控えたトランプ大統領としては、あれが失敗だったとは絶対に認められないでしょう。

 

 安倍政権としては、ここはしゃしゃり出ようとせず、静観すべきだと思います。

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 トランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長との会談について、成功だという人と米国にとって失敗だったという人に意見が分かれています。金正恩にとっては成功だったことについては、異論はほとんどないようです。金正恩は、滅亡のふちに立っていたのが、当面の危機が回避されたのですから、大成功です。しかも、非核化の具体的なスケジュールさえ示さずに済んでいるのです。さらに、トランプ大統領が、米韓軍事演習の中止というおまけまで付けてくれました。

 

米国についての成果はまだ不明、不利益は明確

 北朝鮮は、これまでに何度も非核化を約束し、援助だけ引き出して、約束を反故にしています。具体的に、後戻りのできない非核化が行われるまでは、成果が分かりません。

 非核化の具体的なスケジュールに着手されなければ制裁措置の緩和を一切行わないとしても、それでは米国の完敗です。北朝鮮に、核・ミサイル開発の時間稼ぎをさせてしまったことになるからです。

 一連のどさくさの中で金正恩が中国、ロシアと接近してしまったことも、米国、日本にとっては、マイナスです。

 非核化が実現しなければ、米朝会談は行わない方がよかったことになります。

 

 今はまだ、米国、日本や世界にとって成功だったのか失敗だったのか、判断できない状態なのだと思います。

 

派生的な迷惑事象

 一連のごたごたから派生した困った現象があります。

 会談が決まった後、金正恩が図に乗って強気に米国を挑発しました。それに対して、トランプ大統領は金正恩に書簡を送り、会談の中止を通告しました。金正恩は、大慌てで土下座せんばかりに会談を懇願してきました。

 この、ハッタリのかませ合いに勝利したことが、トランプ氏にはよほどうれしかったとみえて、会談を復活させたうえ、その後は金正恩の言いなりのように見えます。

 また、この金正恩相手のハッタリの成功に味をしめて、EU、カナダ、メキシコに対して鉄鋼、アルミニウム輸入関税の発動を発表しました。金正恩のように土下座してくると予想していたのかもしれません。

 今後もトランプ氏が、金正恩相手のハッタリ合戦のようなことを他国に対しても仕掛けてくるとすれば、世界の迷惑は甚大です。

 

 もう一つ、日本にとって、派生的な迷惑があります。トランプ氏の会談中止の書簡に安倍政権が浮かれてしまい、世界で唯一、会談中止に対する賛成を表明してしまったことです。

 みっともないことでした。もう少し慎重に対応していただきたいものです。


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 安倍首相が、外交などで無理に目立とうとするパフォーマンスが目につきます。見ていて、国民として恥ずかしくなるばかりか、国益を損なうのではないかと心配になります。

 

以前から

 北朝鮮に対してことさら強硬な声明を発表するなどしていました。「断固として容認できない。」などという声明は、誰もが聞き飽きていたと思います。

 各国を歴訪して、わざわざ北朝鮮に対する制裁への同調を求めるなど、韓国の告げ口外交をほうふつとさせます。日本ができることは少ないのに、わざわざ目立とうとする必要はないと思っていました。わざわざ北朝鮮がミサイルの照準を日本に合わせたくなるようなことをするのは、国益を損なうものだと思っていました。

 

最近は

 南北会談、米朝会談が脚光を浴び、日本政府の影が薄いことを気にしているのでしょうが、何とか日本にも注目してもらおうとしている姿は、観ていて「痛い」感じです。

 これは、マスコミや一部のジャーナリストにも責任があると思います。

 「日本は蚊帳の外」だとか煽り立てるから、無理に存在感を示そうと躍起になっているようにも見えます。そんな無理をすると、あちこちに借りを作ってしまい、将来に付けが回ってきます。日本の経済的な支援、負担を分不相応に求められる破目になりそうです。

 拉致問題は大切ですが、他国に頼んで回るだけしかできないのに、「私が司令塔になって」などと発言し、被害者家族の感情を逆なでする結果になっています。

内問題での劣勢を何とか外交で挽回しようとしているのでしょうが、その焦りが、他国から足もとを見られる結果になりそうです。

特に、日本は昔から朝鮮半島にかかわるとロクなことがないので、なるべく離れているほうがいいと思います。


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