10月31日の総選挙後、自民党、公明党で協議を続けていた新型コロナ経済対策が、ほぼまとまりつつあるようです。しかし、その内容は、過去の反省を踏まえていない「ばらまき」のような内容です。
形だけの所得制限
所得制限をせずに一律で給付した場合は「バラマキ」との批判を受けるという自民党の判断で、世帯主の年収960万円以上は対象外とするようです。ほぼ9割の子供が給付の対象になるとのことで、名目上「一律」を避けただけという印象です。
本当に生活が苦しい住民税非課税世帯等への給付だけで良かったと思います。本当に困窮している家庭は給付金を消費するでしょうが、先行きが不安な中、10万円くらいもらっても景気よく消費してくれる子育て家庭など多くはないでしょう。既に不満が噴出しているように、共働きの家庭と専業主婦の家庭とのアンバランスなど、不公平感が際立つ制度になってしまいました。
一部をクーポンでの支給としたとしても、クーポンで生活必需品を買うことによって余った給料分を貯蓄に回すだけのことです。
こんな所得制限をするくらいなら、全ての子育て世帯を対象として、給付金を課税所得にすればいいと思います。所得の高い人に給付した分は、一部が所得税として戻ってきますから。
マイナポイントも
マイナンバーを使って行政を効率化することには大賛成ですが、国民にマイナンバーカードを持たせる必要などありません。健康保険証としての利用にしても、従来の保険証にマイナンバーを紐付ければいいことで、国民にマイナンバーカードを持たせる必要などないでしょう。
脱税や資金洗浄を防ぎ、給付金の支給等を迅速にするため、全ての預貯金口座をマイナンバーに紐づけることは急ぐべきだと思います。
所得税の電子申告が、従来はマイナンバーカードがなければできなかったのが、数年前からID・パスワード方式が始まり、カードなしでもできるようになりました。