ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 経済対策 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:経済対策

 1031日の総選挙後、自民党、公明党で協議を続けていた新型コロナ経済対策が、ほぼまとまりつつあるようです。しかし、その内容は、過去の反省を踏まえていない「ばらまき」のような内容です。

 

形だけの所得制限

 所得制限をせずに一律で給付した場合は「バラマキ」との批判を受けるという自民党の判断で、世帯主の年収960万円以上は対象外とするようです。ほぼ9割の子供が給付の対象になるとのことで、名目上「一律」を避けただけという印象です。

 本当に生活が苦しい住民税非課税世帯等への給付だけで良かったと思います。本当に困窮している家庭は給付金を消費するでしょうが、先行きが不安な中、10万円くらいもらっても景気よく消費してくれる子育て家庭など多くはないでしょう。既に不満が噴出しているように、共働きの家庭と専業主婦の家庭とのアンバランスなど、不公平感が際立つ制度になってしまいました。

 一部をクーポンでの支給としたとしても、クーポンで生活必需品を買うことによって余った給料分を貯蓄に回すだけのことです。

 こんな所得制限をするくらいなら、全ての子育て世帯を対象として、給付金を課税所得にすればいいと思います。所得の高い人に給付した分は、一部が所得税として戻ってきますから。

 

マイナポイントも

 マイナンバーを使って行政を効率化することには大賛成ですが、国民にマイナンバーカードを持たせる必要などありません。健康保険証としての利用にしても、従来の保険証にマイナンバーを紐付ければいいことで、国民にマイナンバーカードを持たせる必要などないでしょう。

 脱税や資金洗浄を防ぎ、給付金の支給等を迅速にするため、全ての預貯金口座をマイナンバーに紐づけることは急ぐべきだと思います。

 

 所得税の電子申告が、従来はマイナンバーカードがなければできなかったのが、数年前からID・パスワード方式が始まり、カードなしでもできるようになりました。

 政府のやっていることは何かちぐはぐです。

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 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、緊急経済対策として「現金給付」に関心が集まっています。安倍内閣は、全国民への一律給付には消極的ですが、一律給付を要求する意見も非常に多いようです。

 私は、現政権を全く支持していませんが、一律給付などのバラマキには反対です。

 

経済対策と生活支援

 コロナ騒動で収入が激減した人たち、休業を余儀なくされた人たちに対する補償や支援は急がなければなりません。興行を中止したり、休業したりした場合の補償の枠組みが不明確では、安心して活動を休止できず、感染拡大を防げないでしょう。

 また、それらの従事者が生活苦に陥ることを防がなければなりません。生活支援は、緊急に行う必要があります。

 しかし、景気を刺激するための施策は、コロナ騒動が収まってから行わなければならないと思います。観光を促進したり、消費を刺激したりして経済を活性化させることは、人の動きを活発化させるもので、感染を拡大させる恐れがあります。現時点で一律に現金を支給するとか、消費税を減税するとかは、アクセルとブレーキを同時に踏むような愚策だと思います。コロナが終息するまで、国民はなるべく家に閉じこもっているべきで、消費を刺激するようなことはすべきでないでしょう。

 感染拡大防止対策に伴う補償、経済支援と、経済対策(景気刺激策)は、分けて考えなければなりません。

 

現金給付

 感染拡大で仕事を失った人、休業を余儀なくされて収入が激減している人等に対する現金給付は急がなければなりません。自粛を求めながら、自粛した人に補償しないのはおかしいでしょう。

 政府は、現金給付を非課税所得にする方針のようですが、そんな必要はないと思います。非課税所得にせずとも、本当に生活に困っている人に給付された分は結果的に非課税になります。ある人がどれくらい困っているか正確に把握できない以上、課税所得にしておいた方が公平です。

 一方、それ以外の現金給付は疑問です。生活困窮者以外への現金給付は、結局は貯蓄に回る部分が多く、経済効果もないと思います。私も現金をいただければ嬉しいでしょうが、貯蓄に回すでしょう。将来世代の負担を増やすだけです。

 どうしても一律の現金給付をするなら、マイナンバー、電子マネーを活用して将来のベーシック・インカム制導入の布石になるようなうまい手法があれば、一考の余地はあると思います。単純な一律支給には、絶対反対です。

 

消費税減税

 消費税減税なども、景気刺激のための経済対策であり、バラマキです。

 しかも、これをいじることは社会的なコストが大きく、下げる時と戻す時に政府にも企業にも膨大な人手と費用を要します。やたらにいじるべきではないと思います。

 

 私は、安倍政権には反対していますが、一律の現金支給はしないという方針には賛成です。ただ、休業補償等は、もっとスピード感をもって実施していただきたいものです。

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