2024年の3月ころから続いている兵庫県政の混乱を遠くから眺めていて、維新の会の迷走ぶりに呆れています。兵庫県議会の維新の会所属の議員ばかりではありません。日本維新の会共同代表の吉村大阪府知事の言動も理解しがたいものがあります。

 9月19日には斎藤知事に対する不信任決議が、全会一致で行われました。当然、維新の会所属の県議らも不信任に賛成したわけです。多くの県職員がパワハラを見聞きしていたこと、公益通報に対して違法な初動を行ったことが既に明らかになっていたので、その対応は誤りではなかったでしょう。

 しかし、出直し知事選挙では、なぜか実質的に斎藤氏を支持した維新系議員がかなりいたようです。しかも、ここにきて、N党の立花党首に誹謗中傷のネタを提供したのは、立花氏の証言によると、維新の県議とのことです。実際に渡したのが誰だったかは両者の言い分が食い違っていましたが、実質的には立花氏の証言をほぼ認めているようです。そもそも立花氏と何を話し合っていたのでしょうか?

 斎藤知事が再選された直後から、共同代表の吉村大阪府知事が、県議会に「責任をとって自ら解散することは選択肢の一つ」等と手のひらを返して斎藤知事にすり寄りました。まるで選挙に勝ちさえすれば、パワハラや公益通報に対する違法な対応も全てなかったことになると言わんばかりでした。

 最近の報道では、パワハラ問題などを調査している兵庫県議会百条委員会では、通報者を特定した斎藤知事らの初動は公益通報者保護法に違反しているとし通報者に対する不利益処分の撤回を提言する報告書を取りまとめているとのことです。さらには、報告書では、斎藤知事が「真実相当性がない」と主張してきた告発文書の内容についても、パワハラ疑惑は「おおむね事実」と評価しているとのことです。その取りまとめに対して、維新の県議の反発も予想されていますが、彼らは自らの火の粉を振り払うのに精いっぱいで、抗戦しきれないでしょう。
 この維新の動き、節操なく世論の波、勝ち馬に乗ろうとしていて右往左往しているように見えます。外から見ていて、見苦しく感じています。

 ただ、SNSで垂れ流される虚偽に踊らされ、陰謀論を信じて投票してしまう有権書は、今後も無くならないでしょう。民主主義を守るため、何か手立てが必要です。

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