ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 総合経済対策 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:総合経済対策

 円安による物価急上昇等に対応するための総合経済対策として、政府、自民党は、電気、ガス、ガソリンなどの価格抑制のための補助をする方向のようです。しかし、この策は、価格上昇を抑える対症療法としての意味しかなく、しかも国民の省エネ努力の足を引っ張る愚策です。もっと工夫できるはずです。

 「経済対策で光熱水費補助はあまり・・・」 参照願います。

 

国民への直接、一律の給付のほうがマシ

 電気料金等の抑制により標準的な家庭では4万5千円ほどの恩恵があるとの触れ込みですが、それを一人当たりいくらの一律で国民に直接給付する方がマシです。そうすれば、日ごろからエネルギーを節約して使っている人は手もとにお金が残り、浪費している人は痛みが大きくなるでしょう。経済的に苦しい家庭では、日ごろから節電等に励んでいるものです。

 このようにすることによって、国民の省エネ努力の足を引っ張らずに済みます。単なる価格抑制策では、省エネの取り組んでいた人のメリットが相対的に少なくなってしまい、これまでの施策と矛盾します。

 

マイナンバーの登録口座を使えば

 さらに、この給付は、マイナンバーに紐づけた公金受取口座への振込にすべきです。あの口座登録は、こういう時に使わなければ、7500円相当のポイントまで付与して登録させた意味がありません。

 マイナンバーカードの交付を受ける人、公金受取口座を登録する人が飛躍的に増えると思います。

 単に金額を膨らませて「やってる感」を演出するばかりでなく、29兆もの予算を使うのですから、一石二鳥も三鳥も狙っていただきたいものです。

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 10月26日、円安下の物価上昇などに対応する総合経済対策の規模を30兆円弱に増額する方向で調整に入ったことが報じられました。目玉は、電気、ガス、ガソリンなどの価格抑制策で、これによって標準世帯で4万5千円ほどの光熱水費が助かるとの触れ込みです。

 

省資源化に逆行

 国民の痛みを緩和するのは理解できますが、この手法は、省資源化に逆行します。この施策は、国民の節電、省エネなどに対するインセンティブを弱めてしまいます。

 また、この施策によって最大の恩恵を受けるのは、これまで節電などに取り組んでこなかった人たちです。自宅の屋根に太陽光発電装置を設置したり、蓄電池を設置したりしている、省エネに熱心に取り組んでいた人たちは、ほとんど恩恵がありません。

 多少高価でも燃費のいい車や電力消費の少ない製品を購入していた人たちは、受ける利益が少ないことになります。

 この施策は、これまで省エネに熱心に取り組んでいた人たちをがっかりさせ、今後の取り組みの足を引っ張る点で、あまりいい策ではないでしょう。また、消費拡大の効果も期待できません

 この機会に、化石燃料を極力消費しない社会に転換するための施策を講じるべきだったと思います。家庭用太陽光発電装置や蓄電池への補助を拡充するとか、再生可能電力用の配送電を拡充するとか・・・。

 

出産準備金には賛成

 出産育児一時金とは別に、10万円程度の出産準備金も検討されているようですが、こちらには大賛成です。2023年1月以降の出産、妊娠に対して補助されるようです。私自身には直接の恩恵はありませんが・・・。

 日本の最大の懸案は、少子化、人口減少であり、少しでも効果がありそうなことは、他のことを犠牲にしてでも最優先で実施しなければなりません。出生数アップにつながるなら、多少不公平になってもやむを得ないでしょう。日本の危機ですから・・・。

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