新聞の書評を読み、テレビで天海祐希主演の映画のCMを見て、興味を持ったので図書館に予約し、かなり待ってようやく原作を読むことができました。映画の宣伝の天海祐希の表情から、ユーモア小説、コメディーだろうと予想していました。しかし、読み始めると特に前半部分はシリアスな話が続きます。

最後は深刻な結末ではなく、ホッとしましたが・・・。

 

 主人公は50代の主婦パートで働いています。夫は中小企業に勤める定年間近の57ですが、貯蓄も乏しいのに見栄を張りたがる性格です。

 本書では、普通に生活していた人が老後貧乏に陥ってしまう原因がいくつも描写されます。主人公夫婦には、子供の派手婚親の葬儀の出費夫と本人の失業親の介護などの経済的打撃が次々に襲います。友人も、経営している商店の経営難、離婚などに見舞われます。年金詐欺の片棒まで担がされそうになります。

 

 ストーリーの中で、派手な結婚式、お金をかけた葬儀と、お金をあまりかけない結婚式、葬儀の様子が描写されていて、勉強になりました。

 あまり贅沢にやるつもりがなくても、恥ずかしくないように「世間並み」にやろうとすると業者の口車に乗せられ、高くなってしまうことが往々にしてあるようです。それを回避するのは、なかなか難しそうです。

 私も、これから終活をさらに進めるにあたって、家族がわずかばかりの遺産を葬儀で無駄にしないよう、対策を検討しようと思います。

 ストーリーを楽しみながら、少し勉強になりました。

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