ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 臨時理事会 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

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 日本ボクシング連盟の山根会長が辞任を表明しました。問題が表面化してからわずか1週間ほどで一段落したということです。このスピードは、森友、加計、日大などの問題と比較すると、驚異的です。主人公のキャラクターによるものなのでしょう。

 このスピード感のある展開は、私のような傍観者(やじ馬)にとってはありがたいものですが、報道の仕方、決着の付け方などには、少々不満もあります。

 

もう少し緻密な報道を

 主人公のキャラがおもしろく、展開も早いので、そこそこおもしろい記事にはなっているのですが、かなり重要ではないかと思われる事実関係が不明な報道が多いのです。

 例えば、本日(8月8日)に山根会長が辞任を表明しましたが、それは会長職を辞任しただけなのか理事職も含めての辞任なのか、いろいろな記事をのぞいてみましたが、そのことに触れていないものがほとんどです。告発したグループの会見の記事で、山根会長側がそこをあいまいにしているのだと分かりました。また、正式に辞任となるには、どんな手続が必要で、それがいつになるのか等も分かりません。やや欲求不満気味です。理事職は辞任しない、または会員としては残るなどということになれば、波乱は必至です。

 また、理事30人はどのように選ばれた人たちなのか? 各都道府県連の会長とはどんな関係なのか? 告発した333人とはどういう人たちなのか? 辞任挨拶で言及されたように会長支持派の県連が33もあったというのは本当か

 これだけ反対者がいたのに理事のほとんどを会長支持派が占めていたというのは、理事の選任方法に欠陥があったとしか考えられません。

 傍観者のこのような疑問に十分に答えていただける報道がなかったのは、残念です。

 

なぜ解任ではなく「会長一任」だったのか?

 7日の臨時理事会について、事前の報道では、会長に辞任を迫り、それに応じなければ解任する勢いでした。それが、蓋を開けてみれば「会長一任」という腰砕けでした。舞台が大阪だけに、まるで浪花節です。

 その事情もよく分かりません。直接的には、出席した理事が15人で、過半数に満たなかったため解任動議を提出できなかったとのことですが、臨時理事会の開催を決めたときに、何人の理事が出席できるか確認しなかったなどとは考えられません。

 これが解任でなく辞任だったことが、後に禍根を残さなければいいのですが・・・。

 早めに総会で除名を進めた方が、今後の組織のダメージが少ないと思います。

 

他の競技団体は大丈夫か?

 ボクシング連盟の問題が今の時期に発覚したことは、不幸中の幸いでした。2020年の東京オリンピックの直前になってこんな問題が出てきたら、もっと困ったことになったでしょう。

 女子レスリングなど、競技団体の不祥事が続きます。これを機に、他にこんな恥ずかしい団体がないのか、JOC、スポーツ庁などが総点検してくださることを希望します。

 

 さあ、次は日大理事長です!マスコミさん、文科省さん、がんばって!

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 8月3日、日大のホームページ
「学生ファーストの理念に立ち返って」と題する田中理事長の謝罪文が掲載されました。

 心からの反省が感じられない空虚な言葉が並んでいます。7月30日に第三者委員会の最終報告を受け取った後に準備は始めていたのでしょうが、ちょうどボクシング連盟の問題、東京医科大学の入試における女子差別の問題が火を噴いて、マスコミの取り上げ方が弱くなるタイミングに合わせて急遽発表したのでしょう。

狙いは当たって、83日、4日のマスコミの取り上げ方は、ボクシング連盟、東京医科大学の問題より小さいようです。その代わりに、謝罪の文章は少しお粗末です。今さらホームページで謝罪しても受け入れられないことは承知のうえで、問題を終わらせる形だけ整えて、後は何を言われようが柳に風と受け流し、嵐が過ぎるのを待つ考えなのでしょう。

 

空虚かつお粗末な謝罪文

 まず、日本語の誤りがあります。元理事による口封じに言及する下りです。

報告書の中では、あるまじきことか、元理事でアメリカンフットボール部のOBによる口封じがあったことが示されています。

ここは、「あろうことか」または、「あるまじきことに」のいずれかでしょう。「あるまじきことか」などという言い回しはなく、逆の意味になってしまいそうです。然るべき人に文章のチェックをしてもらう余裕もなかったのでしょう。

 

次に、この謝罪文を空虚なものにしている最大の原因は、理事長が公の場に出て謝罪しないことです。反則を犯してしまった選手が、会見の場で「顔を出さない謝罪はない・・・」と語っていた誠実な姿を思い返すと、なおのこと空虚さが目立ちます。

 

 また、謝罪文では、「一読して、わたくしの心に突き刺さった一言があります。『日大において学生ファーストの精神が見失われていた』それは、鋭い痛みでした。もとより、大学の基本理念は『学生第一』であります。本学も例外ではありません。だが、長い歴史の中で、おろそかになっているという極めて厳しい指摘です。大学を代表し、統括しなければならない立場にあるものとして、これ以上、心に響いた言葉はありませんでした。」と述べています。
 第三者委員会の報告を受けた後に開催された臨時理事会の状況の音声テープが漏れ、テレビで放映されていましたが、指摘が心に響いた様子は全く感じられません。そんなに心に響いたのなら、臨時理事会の場でもそういう発言をし、決意を示すべきでしょうが、あの場の発言は、どうやって事態を収めるかということだけに終始していました。

その後にこんな切々とした文書を示されても、白けるだけです。

 

 最期に、「学生ファースト」と言いながら、行動がそれに伴っていないことです。

本当に学生のこと、大学の将来のことを考えるなら、この理事長ができることは、一刻も早く辞任することだけです。または、自分として恥じることが全くないというのなら、堂々と会見に臨み、暴力団との付き合いなどやましいことはないことを説明し、今回の対応が著しく遅れた理由などを説明すべきでしょう。その説明で、国民の理解が得られなかったときは、潔く辞任するしかありません。過去に暴力団とのつきあいが噂されてその疑惑が晴れておらず、ボクシング連盟会長との親密な関係で新アンガールズ結成などと揶揄される人が理事長にとどまっていては、日大に対する社会の眼は冷たいままでしょう。

 

 今、文部科学省も自らに降りかかる火の粉を払うのに忙しいときかと思いますが、ここはやはり、文部科学省の出番ではないでしょうか?ここで存在感を示さなければ、存在意義が問われます。


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