ありもしない「103万円の壁」(「103万円の壁より第三号被保険者制度の廃止を」 参照願います。)を巡って行われている自民・公明両党と国民民主党の三党による税制協議の中で、自民党が2月18日、年収200万円以下、年収200~500万円、年収500万円以上と3段階の所得制限を設けて基礎控除部分を上乗せする案を示したと報じられました。
案の定、国民民主党からは拒否され、身内である自民党の高市議員などからも批判の声が出ています。この案が潰れたようで、ホッとしています。
税制は、できる限りシンプルであるべきです。「基礎控除」は全ての人が同額であるべきで、所得に応じて差を設けるのは、筋が通りらないばかりか、税制を無駄に複雑化します。愚の骨頂です。自民党の誰がこんなアホな案を思いついてのでしょう。
昨年の定額減税にも言えることですが、自民党は、もっと実務担当者の立場に立って施策を考えていただきたいものです。所得に応じて基礎控除の額を変えるなど、企業等の給与事務、特に年末調整の事務がかなり面倒になりそうです。年末調整の様式も複雑なものに変えなければならず、企業等の給与対等者だけでなく、国税庁の実務担当者も大変でしょう。
昨年の定額減税の際も、企業等の給与担当者、国税庁等の税務職員らが、大変な苦労をさせられました。私もその一人です。
実務を担ったことがないような人間ばかりが自民党の議員になっているのでしょうか?思い付きで施策を立案するだけでなく、実務担当者の声を聴いてから制度化していただきたいものです。
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