ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 菅官房長官 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:菅官房長官

 これから仕事を始めようとする新政権に、まだ何もやっていないうちからケチをつけるのは気が進みません。私自身、少し前までは菅官房長官に「苦労人」というプラスイメージも持っていて、期待したい気持ちもありました。ただ、記者会見の場などで、「批判は当たらない」などと一方的に言い放つだけで、なぜ批判が当たらないのかの説明を拒み続ける強権的な姿勢には以前から反発していました。

 自民党総裁選の本命に躍り出て以来、様々な報道で彼の「実績」(悪行)を初めて知ったり再認識したりし、期待が急速にしぼんでしまいました。

 その主な理由は、ふるさと納税制度、GoToトラベルの東京除外での強行、強権的な官僚支配の張本人、最大の責任者だったらしいことを認識したためです。

 

ふるさと納税制度はまれにみる悪政

 この制度は、菅氏が総務相時代の2007年に制度の創設を表明し、2012年に官房長官に就任してから、官僚の反対を強権的に封じて拡大したものです。

 ふるさと納税は、基礎控除(自己負担額)の2000円を除き、寄付した金額がそのまま税額控除され、さらに、寄付先の自治体から寄付金額に応じた返礼品が届くので、寄付を多額にするほど寄付者が儲かる制度です。

 負担と受益という税制の根本を逸脱していること、多額の寄付ができる裕福な人ほど有利で不平等であることなど、とんでもない制度で、私はずっと批判しています。まともな役人なら反対して当然ですが、菅氏はそれを押し切って強行したうえ、反対した幹部を更迭してしまったようです。

 「ふるさと納税の制度は是正すべき」 (是非お読みください。)

 

安倍政権の愚策のかなりの部分は菅氏の責任

 GoToトラベルから東京だけ除外して強行しましたが、莫大な予算を使ったわりには経済効果は表れておらず、感染は拡大しました。感染拡大に歯止めがかかったのは、ほとんどの国民が政府に踊らされずに自粛しているからです。その強行も、菅氏の意向が大きいようです。

 「Go Toから東京だけ除外は場当たり的」

 

 ほかにも、カジノのIR法の推進にも中心的な役割を演じ、河合前法務大臣や菅原前経済産業大臣も菅官房長官の側近と言われていました。

 結局のところ、安倍政権の悪政、失策だと思われていることのかなりの部分は、菅官房長官に実質的な責任があったようです。

 森友・加計学園、桜を見る会などの再検証を拒み続けていることと合わせ、何も期待できそうにありません。

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 9月5日(土)、台風が近づく中、テレビは自民党総裁選挙の各候補の動きを報じていました。実質的に日本の首相を決める選挙ですから、私も無関心ではいられません。

 

菅官房長官は

 次期総裁が確実視されている菅官房長官は、苦労人という点で国民の一定の好感を集めています。私も、「少しは庶民の気持ちが分かるだろう」という期待はありました。

 しかし、記者が、森友、加計学園の問題等について再調査をする考えについて質問したところ、もう済んでいるということで、再調査を否定しました。それを聞いていて、私はがっかりしました。私と同じく、がっかりした視聴者が多いでしょう。安倍政権の政策を継承するというだけで、どういう国にしたいのかという言及もありません。国民が飽き飽きし、不支持が支持を上回っている安倍政権の政策を継承して、明るい展望が開けるとも思えません。今の閉塞感は解消されないのでしょう。

 あの返事は、一般国民が投票する普通の選挙だったら選挙情勢を一変させてしまう失言だったかもしれませんが、密室選挙と言われている今回の自民党総裁選では、影響はないのでしょうか?

 石破氏は再調査を明言、岸田氏も再調査を示唆していました。

 

菅政権は安倍政権の暗部も引き継ぐつもりか?

 考えてみれば、菅官房長官は、安倍長期政権の最大の功労者であり、あの政権の暗い部分に責任がないわけではありません。安倍総理に対する遠慮だけでなく、再調査などしたくないのも当然かもしれません。

 しかし、国民はあれらの一連の不祥事を忘れておらず、マスコミ、野党も追及を続けるでしょう。再調査もせず、それらに決着を付けずにあいまいなまま引きずったのでは、国民の眼は初めから厳しいでしょう。

 

 次の政権は、安倍政権の暗部まで継承せず、きちんと調査し、国民に説明して、普通の政権としてスタートしていただきたいと思います。

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