ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 賭けマージャン : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:賭けマージャン

 新型コロナの自粛要請の中、新聞記者らと賭けマージャンをしていたことが文春に報じられ、東京高検検事長を辞職した黒川氏に対し、退任に先立って「訓告処分」が課されました。世論も起こっていますが、この処分は、地方自治体で職員の懲戒を担当したことのある私の目から見ても、不自然で、軽すぎる処分です。

 

早すぎる結論

 まず、訓告処分が早すぎます。事件が報じられる前の519日ころから法務省では黒川氏への聴取を始めていたようですが、22日にはもう訓告処分を決めてしまっています。黒川氏から聴取した内容のみに基づいて決めてしまったものと思われます。

 相手方、その他の関係者から聞き取りは行っていないでしょう。

 それでは、常習性、賭博性などの判断はできないでしょう。

 調査を尽くさず、全容解明をしないまま結論を急いだようです。

 

軽すぎる

 国家公務員倫理規程では、職務上のつながりのあるマスコミ関係者を「利害関係者」とするピッタリの条項はないようです。しかし、検事長から情報が欲しい新聞記者は、明らかに利害関係者でしょう。利害関係者と接待マージャンをし、送迎してもらっていれば、一般の公務員であっても懲戒処分(戒告以上)が相当と考えられます。訓告は、懲戒処分するまでもない微罪に適用するものです。
 「公文書不適正管理に関する職員「処分」はこれだけ?」

 懲戒処分の量定には、様々な加重すべき事由情状を酌量すべき事由が定められていることが一般的です。当然、市民に法を守らせるべき検察官が法を犯した場合や、指導的・管理的立場の公務員の不祥事は加重するのが当然です。今回の場合は、自粛要請期間中であったことも加重要因になるでしょう。

 一方、酌量すべき事情としては、定年延長があります。政権の都合で勝手に定年を延長されて退職手当をお預けにされ、その後の不祥事でチャラにされたのでは、さすがに気の毒かもしれません。

 

 公平に判断すれば、停職相当の不祥事であったと認定し、退職手当を3割程度カットするのが相当だと思うのですが、安倍さんはお友達をとても大事にされる方のようです。
 法務省が懲戒処分相当という意見だったのを官邸が差し戻し、訓告にしたとの報道もありますが、政権側は否定しており、真相解明が求められます。

 この処分が前例になり、禍根を残すことになるでしょう。とりあえず、千点百円(テンピン)までの賭けマージャンはお咎めなしという見解を法務省が示してくれました。マージャン好きの人たちには、朗報かもしれません。

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 注目の的であった黒川検事長が、産経新聞記者の自宅で記者らと賭けマージャンをしていたことを文春がスクープし、黒川氏は辞意を表明したとのニュースに驚きました。

 

信じがたい行為

 正直に告白すれば、私も学生時代にマージャンを覚え、学生のころから40歳ころまで、賭けマージャンをやっていました。だから、例えば千点10円程度の賭けマージャン自体については、責める気持ちにはなれません。しかし、新聞記者が相手だったことについては、とんでもない行為だと思います。

 記者らは、検事長から情報が欲しい利害関係者です。送迎も新聞社が行っていたようで、まさに接待です。検事長、検察官ともあろう者が利害関係者から接待を受ける、しかもこれだけ国民から注目されている中でそんな不用心なことをするということが、信じられません。自殺行為です。

 わざとやったのではないかという感じさえしますが、さすがにそれは・・・。

 

稲田検事総長の辞任?

 官邸は、稲田検事総長にも混乱の責任を取って辞任するよう迫っているという報道もあります。

 黒川氏の異例の定年延長について、官邸は、ゴーン氏の事件等の対応で必要との説明だったはずです。それらの事件への悪影響を最小限にとどめようと思えば、ここで検事総長まで辞任させるべきではないはずです。

 もともとの定年延長の理由が、形だけのものだったことが明らかになってしまいました。

 

朝日新聞も・・・

 マージャンの面子に朝日新聞の記者もいたことで、少し滑稽に感じている人も多いと思います。朝日の記者が、産経の記者の自宅で、検事長らとマージャンを楽しむ・・・。なんともシュールでのどかな情景です。

 日本の官公庁の記者クラブは、そんなものなのでしょう。

 弁護士、学者らのグループが、桜を見る会の前夜祭の件で安倍総理を東京地検に告発しました。忖度してくれる黒川検事長がいなくなれば、表立って「指揮権」を発動しなければならなくなるかもしれません。面白くなってきました。

 

 黒川検事長の検事総長就任の可能性はなくなったようですが、それでも検察庁法改正の政府案は阻止しなければなりません。マスコミや我々世間は、監視を怠ってはならないでしょう。

 「検察庁法改正案に抗議」

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