著者は元々は編集者、プロデューサーで、前著「移動する人はうまくいく」がベストセラーになる等、いくつか著書もあります。
本書は、第1章「なぜ、本を読む人はうまくいくのか?」、第2章「なぜ、読書をすると頭が良くなるのか?」、第3章「なぜ、本を読むと頭が柔らかくなるのか?」、第4章「なぜ、本を読む人は人間関係も豊かなのか?」と、読書の効用を説きます。そして第5章「うまくいく人はどうやって本を選んでいるのか?」、第6章「読書体質になる22のアクションプラン」でノウハウを説き、最後は特別付録『人生が好転し、視野が広がる「オススメ本101冊リスト」』という構成です。
第2章では、ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェット、イーロン・マスク各氏が大変な読書家であることが紹介されています。また、これからのAI時代の「頭の良さ」は、「長い人間関係をつくる能力」と「環境適応能力」だと説きます。読書によって読解力を身につければ、急速に変化する社会で知識を更新し続けることができます。また、相手の意図を正しく把握できるようになれば、コミュニケーション能力も上がります。
読書によって他人の人生、経験を疑似体験すれば、共感力、環境適応能力も上がります。だから、読書は必須というわけです。
読書習慣を身につけるため、次の手法を勧めています。『本を読むから「本を読む人」になるのではなく、「本を読む人」になるから本を読めるようになる』『「意志が弱い凡人」というキャラクターから「本を読む人」というキャラクターに変える』『Fake it until you make it(できるようになるまでフリをする)』
ネット世界では、今までの自分と異なるキャラを演ずることも容易です。
第5章の読む本の選び方では、「①天才インストール読書法」「②運命読書法」「③古典読書法」「④リアル書店読書法」「⑤高級読書法」「⑥本棚コピー読書法」「⑦問題解決読書法」の7つの方法が紹介されています。①は、一人の著者の本を徹底的に読むやり方で、私も高校時代以来、何度かやっています。
現役世代はどうしても「⑦問題解決読書法」が多くなりそうです。私も県職員時代、法令の解説書等はもちろん、必要に迫られて組織風土改革、組織戦略の本などを読み漁りました。定年後の会社でも、会社法関係の本のほか、SDGsの実践に関する本を何冊も読みました。
選書法のほか、「オススメ本」のリストには、おもしろそうな本が何冊もあります。本を読むたびに読みたい本が増えてしまうのは、困ったことです。
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