ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 靖国参拝 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:靖国参拝

 今年も終戦記念日の靖国参拝を巡る恒例の茶番が演じられています。政治家になる前は靖国神社に参拝などしなかった連中が、目立ちたいがために徒党を組んで参拝したり、玉串料を奉納したり、それを中国政府が非難したり・・・。年中行事のようで、我々の感覚もマヒしがちです。しかし、黙って見過ごしていい問題でもありません。

 メディアも中国や韓国の反応は伝えます。それももちろん気にかけるべきことですが、私は憲法違反の方に憤りを感じます。日本国憲法第20条は、政教分離の原則を掲げ、宗教団体が国家権力を利用したり、国家が特定の宗教を支援することを禁止しています。

第3項では「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。」と具体的に禁止もしています。

 「内閣総理大臣」や「国務大臣」は国の機関です。神社で参拝したり玉串料を奉納したりすることは「宗教的活動」です。「内閣総理大臣○〇」「国務大臣○〇」の名で記帳したり玉串料を奉納したりすることは明らかに憲法違反ですが、そんな例も多いようです。終戦記念日に限らず、例大祭も同様です。

 今回の高市首相は、時事通信の記事によれば「党総裁として私費で玉串料を納めた」ようなので、憲法違反にはならないでしょう。しかし、他の閣僚らについては不明です。

 昨年の例大祭で当時の石破首相が「内閣総理大臣 石破茂」として真榊を奉納した際など再三に渡って、このようなことをしないよう「全日本仏教会」が内閣に要請していますが、その指摘も同様の趣旨です。今回の高市首相の対応は、それを踏まえたものかもしれません。

 メディアは、誰がどういう名義で行ったかを正しく詳らかに報道していただきたいと思います。
 憲法を守らない連中に憲法改正を議論する資格などありません。新しくなった憲法もどうせ守らないでしょうから・・・。
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 2022年8月の終戦の日も、政治家による靖国神社参拝と、それに対する中韓などの反発が飽きもせず繰り返されました。中韓などに批判されると、こっちも反発したくなってしまいますが、日本側にも弱みがあるため、あまり文句を言えないのが残念です。

 

参拝する政治家の弱み

 参拝した政治家たちが、心からの信仰に基づいて参拝しているなら、「信教の自由だ!他人の信仰に文句を言うのは野蛮人だ!」と言い返したいのですが、政治家たちの信仰心は疑わしいと思います。彼らが政治家になる前から信仰を持ち、靖国に参拝していたのならいいのですが、おそらく、彼らのほとんどは政治家になってから急に参拝し始めたのではないかと思うからです。政治家になる以前からしばしば参拝していたなら、証拠を出してほしいものです。そうすれば中韓に対して反論もできるでしょう。政治家を引退したら、参拝も止めてしまいそうです。単なる票欲しさ、政治的宣伝のために参拝しているような気がして、他人事ながら後ろめたい気持ちです。

 また、戦没者を悼み、平和を祈念するなら、国立の千鳥ヶ淵戦没者墓苑に参拝するほうが公職者としては筋でしょう。岸田総理は当然、千鳥ヶ淵を訪問して献花されていますが、千鳥ヶ淵に行かずに靖国にだけ参拝した人がいれば、気持ちを疑われても仕方がないでしょう。

 

憲法からの疑念

 日本国憲法は、国などが宗教を助長することを禁じています。玉ぐし料を公費から出すようなことはないでしょうが、私費から支出したとしても、公職の肩書で記帳すれば、宗教への助長になるでしょう。岸田総理が記帳した「自由民主党総裁・・」は公職ではないのでセーフだと思いますが、今回、「国務大臣高市早苗」などと記帳した人がいたようで、私は憲法違反だと思います。大臣の立場で参拝すれば、助長することになるでしょう。

 国会議員であることを宣伝しながらグループで参拝するのも、同様でしょう。

 

 靖国神社は「国のために戦って亡くなった人は神になる」などという嘘で、戦争をあおった歴史があります。その点も、中韓などの批判に反論しにくいところです。キリスト教などの多くの宗教が戦争を主導してきたので、靖国だけを非難することはできませんが、反省の弁くらいは発表していただきたいものです。

 旧統一教会のことで政治と宗教のかかわりが問い直されている機会に、靖国と政治とのかかわりも問い直してもいいかもしれません。統一教会も、政治家とのつながりをウリにしていたのですから・・・。

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