ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 靖国神社 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:靖国神社

 報道によると10月17日、石破首相が靖国神社の秋季例大祭に合わせ、神前に供える真榊(まさかき)を「内閣総理大臣 石破茂」名で奉納ました。石破首相は過去には真榊を奉納していなかったとのことで、彼が靖国神社を信仰してなどいないことは明白です。これまでの首相が例大祭に真榊を奉納したり、終戦の日に玉串料を私費で納めていたりしたことを単に踏襲したものでしょう。この変節にはがっかりです。

 「自由民主党総裁○〇」の名前であれば、真榊や玉ぐし料を奉納しようが私は批判しません。しかし、内閣総理大臣という官職の名義でこんなことをするのは明確に憲法違反です。

憲法第20条

 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。

② 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。

③ 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。


 国や地方公共団体は、宗教に対して公金を支出したり、助長したりすれば憲法違反です。内閣総理大臣の名で真榊を奉納することは、その費用が公金で支払われたのでなかったとしても、靖国神社という特定の宗教を助長する行為です。まるで、政府が靖国神社を支援したり公認したりしているようです。政治家が旧統一教会の集会であいさつに立ったりしたことと基本的に同じ行為です。

明確に憲法違反でしょう。石破首相は、そんなことをせずに筋を通すべきでした。

国として戦没者の慰霊のために、無宗教で「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」を作っているのです。こちらに参拝せずに特定の宗教である靖国神社に参拝するのは、愛国者ぶりたいだけでしょう。靖国に真榊を奉納するのは、単に保守派の票をつなぎ留めたいだけでしょう。

地方公共団体が玉ぐし料を支出したりすれば住民訴訟で憲法違反の違法な公金支出とされますが、国の場合は住民訴訟のような制度が欠けています。国民訴訟の制度創設を求める運動もあったようですが、実を結んでいません。政府当局とすれば、そんな制度がないほうが楽なため創りたくないのでしょう。自分に都合の悪い制度は創らない政治屋など不要です。

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 いつもの年なら8月を過ぎると靖国神社の名を耳にすることはほとんどないのですが、今年は9月に入っても耳に入ってきます。自民党総裁選に名乗りを上げている候補の一人が、靖国参拝を「公約」のようにしているからです。

 中国や韓国の政府が、日本の閣僚等の靖国参拝に文句をつけることについては、私も「人の信仰にケチをつけるな!」と反発してはいるのですが、実のところ、あれが「信仰」なのか、疑いを持っています。

 彼らが、政治家になってから初めて、あるいは政治家を志してから初めて、靖国信仰に目覚めているように見えるからです。政治家を辞めれば、もう参拝も玉ぐし料の奉納もしなくなるかもしれません。

 つまり、右翼的な人たちのウケを狙ったパフォーマンスではないかという疑いが濃厚です。下心が透けて見えそうで、白けてしまいます。

 戦没者の慰霊をしたいなら、国が戦没者のために無宗教の形で設置した国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑に拝礼するのが、政治家としての正しい姿でしょう。天皇皇后両陛下も、こちらに拝礼されています。

 千鳥ヶ淵の例大祭に拝礼せず、靖国神社にだけ参拝、玉串奉納をしているとすれば、ウケ狙いの似非(えせ)愛国者ではないかと思います。

 靖国神社擁護派の反論としては、戦死者のかなりの数の人たちが、「靖国神社で神として祀られる」ことを信じ、戦友と「靖国で会おう」などと言い交わして出撃していったことを挙げるかもしれません。しかし、理性的に考えれば、あそこに名前が登録されたからといって神になれるはずがありません。誰がそのような嘘を吹き込んだのかを問題にしなければなりません。それを解明し、戦没者に「嘘をついてごめんなさい」と謝るのが先でしょう。
 あの考え方は、自爆テロを唆す狂信的なイスラムと似ています。

 その辺が整理されなければ、やはり靖国神社は軍国主義に奉仕した存在であり、その妙な教義が是正されたとは言えません。中国や韓国の非難を「信仰に対する干渉」と突っぱねるのも後ろめたい気がします。

 

 私は、かなり保守的な人間だと思います。それでも、政治家の靖国「信仰」にはうさん臭いものを感じています。

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 8月13日に共同通信が報じたところでは、『靖国神社が昨秋、当時の天皇陛下(現上皇さま)に2019年の神社創立150年に合わせた参拝を求める極めて異例の「行幸請願」を宮内庁に行い、断られていたことが13日、靖国神社や宮内庁への取材で分かった。』とのことです。天皇陛下の参拝は、50年、100年の節目の年はもちろん、それ以外にも時折行われていましたが、1978年のA級戦犯の合祀をきっかけに昭和天皇が参拝をされないようになり、それが続いているようです。

 

靖国問題に対する私の意見、立場

 最初に私自身の靖国問題への意見を明確にさせていただきますが、私は、総理大臣等が公式参拝することには反対です。あれは宗教であり、助長することは憲法違反です。「自民党総裁」等として私的に参拝することについては憲法上の問題はないと思います。また、天皇陛下については、国民の象徴であり、他の宗教者が反対するようなことはされないほうがいいと思います。

 靖国神社は、単なる戦没者の慰霊の施設であれば国が支援すべきものでしょうが、戦死者を神として祀るなどというのでは、公人の公式参拝などもってのほかです。また、そもそもの成り立ちが、戊辰戦争の際の官軍側の戦死者のための施設で、会津藩、長岡藩など、いわゆる賊軍側の戦死者が対象とされていないことにも、私は嫌悪感を持っています。山本五十六元帥(旧長岡藩出身)なども、ここに祀られて嬉しいかどうか疑問です。

 国立千鳥ケ淵戦没者墓苑だけでいいのではないかと思っています。

 

なぜ今、漏れたのか?

 たまたまマスコミが取材して分かったのならいいのですが、誰かが終戦記念日の近いこの時期に意図的にリークしたのではないかと気になります。そうであれば、新しい天皇陛下に再考を促す意図かもしれません。

 世論がそんな方向に動くはずがないと思いますが、天皇陛下には、くれぐれも昭和天皇、上皇さまの御意思を引き継いでいただきたいと願っています。

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 1017日、安倍首相が、靖国神社で始まった秋季例大祭に合わせ「内閣総理大臣 安倍晋三」名で「真榊(まさかき)」を奉納したとの報道です。例によって、中韓が文句を言っています。

 夏の終戦記念日の際は、自民党の総裁特別補佐が名代として「自由民主党総裁」として玉ぐし料を奉納していました。この対応については私は評価していたのですが、今回の対応は批判せざるを得ません。なぜこんな、中韓に付け入るスキを与えるような対応にしたのでしょうか?

 

日本国憲法

20条 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。

2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。

3 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

 

違憲の疑いが濃厚

 国、地方公共団体やその機関は、宗教的活動、宗教を助長する行為を禁じられています。「内閣総理大臣」は明らかに国の機関であり、宗教的活動をしてはいけません。

 宗教法人である靖国神社に対し、その宗教的礼法に則って真榊を奉納したり、玉ぐし料を奉納したりすることは、当然「宗教的活動」に該当します。日本の行政のトップである内閣総理大臣が真榊を奉納することは、宗教団体である靖国神社を明らかに助長しています。

 地鎮祭の際の玉ぐし奉納などは、慣習、習俗的行為と解する余地があり、そのような判例が定着していますが、靖国神社への供物の奉納などはほとんどの国民が行ったことのない行為であり、習俗とも言えません。

 

 安倍晋三個人、あるいは自由民主党総裁として公費も公用車も一切使わないなら、実際に参拝したとしても「信教の自由」に保障された行為として、中国、韓国が何を言おうと、突っぱねてもいいでしょう。しかし、仰々しく「内閣総理大臣」などと記帳したり、そんな名義で供物を奉納することは、やってはいけない行為です。

 

 この政権は、憲法の軽視、無視が目に余ります。県に採用されたときに、日本国憲法の順守を誓い、長年守ってきた者として、やりきれない気持ちです。

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