この種の健康本は数多く読んでいますが、さすがに公益財団法人ライオン歯科衛生研究所編だけあって、歯、咀嚼に関する内容が充実しています。
人間は生活していく中で体内で活性酸素が発生し、それが細胞を傷つけるなどして、次第に組織がさび(酸化し)、老化していくことは避けられません。それをなるべく防ぐ方法について記載されています。
序章 頭と体をさびさせない生活習慣
1章 さびないための「脳」のトレーニング
2章 さびないための「身体」のトレーニング
3章 さびないための「食」のトレーニング
4章 さびないための「お口」のトレーニング
終章 人間の身体に備わった生物の歴史
という構成です。
序章は、組織を酸化させるメカニズム、及び酸化を防ぐメカニズムが解説され、活性酸素の発生を減らすために運動しないなどはダメということなどが書かれています。
1章では、パズル、計算問題、読書、社会との関わり合いなどが認知症予防に効果があることのほか、咀嚼も認知機能を維持するうえで大切なことなどが述べられています。
2章は、歩いて「第2の心臓」と言われるふくらはぎを鍛えることの有効性、血管を鍛えること、筋力を鍛えることの有効性やその方法が紹介されています。
3章は、動物性たんぱく質、抗酸化物質、不飽和脂肪酸をたくさん摂取すべきこと、咀嚼することと健康寿命の関係などが述べられています。
4章は、歯を失うことがどれほど健康を損なわせるか、それを防ぐための方法等について述べられています。
終章は、本書の主旨とは少し外れるおまけで、人間の体には、地球に生命が発生してからの、植物、動物といった歴史の痕跡が残されていることが述べられています。
本書は、生活習慣の見直しのきっかけにいいかもしれません。
![]()
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。