衆議院3補選の全敗を受けて、岸田首相がテレビで「重く受け止める」と言っていました。彼のこの言葉は、閣僚の不祥事などの際にもたびたび聞かされていて、聞き飽きた感があります。
しかも、「重く受け止める」と言ったのに、事態は一向に改善されず、同じようなことが繰り返されているのは、実は何も対策を講じていなかったからでしょう。
国民の怒りは尋常ではない
3補選のうち、2つは候補者擁立すらできずに不戦敗に追い込まれ、唯一候補者を擁立した島根1区では大差で敗れました。私も、立憲民主党が勝ちそうだとは思っていましたが、これほどの大差がつくとは意外でした。よほど国民の怒りが大きいようです。
国民の怒りが大きいのは、裏金問題についての自民党の対応があまりにも甘く、お粗末であることが最大の原因だと思います。原因究明もせず、身内による形だけの調査でお茶を濁し、不記載だったお金を結局何に使ったかの内訳すら公表していません。全く反省していないようです。
さらに、投開票日直前に発表された政治資金規正法の改革案、改革の名に値しないお粗末なもので、抜け道だらけのザル法のまま残そうというものです。
反省しているというなら、各党の改革案よりも一段と厳しい内容の改革案くらい出すのが当然です。それが5月2日に報じられたのは、維新の会も主張していた「旧文通費の公開」を検討するという、みみっちい内容です。こんなのは、公費を使っているのですから、証拠書類を付けて内訳を公開するのは当然です。
乙武氏の大敗、維新の会の大敗にも驚き
自民党の負けっぷりの酷さも私の予想を超えていましたが、他にも意外だったことが二つあります。
東京15区で、立憲民主党の酒井候補の当選は想定していましたが、乙武氏との争いになるのかと思っていました。乙武氏が5位と低迷したことは驚きでした。小池都知事の人気の凋落ぶりをあらわすものでしょう。
また、東京15区でも長崎3区でも、維新の会の候補の票が少ないことも驚きでした。もともと関西以外では弱いことに加え、不祥事続きで、万博をごり押ししていることが不人気に拍車をかけているのでしょう。
立憲民主党は今回の結果に驕ることなく、メディアと協力して自民党の悪政を追及し続けていただきたいと思います。私を含め、国民の多くは決して立憲民主党を支持しているわけではないのですから・・・。
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