ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 2025 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:2025

 2025年度も各県で地域別最低賃金の引上げ競争が続いたようです。

 今年、厚生労働大臣の諮問機関である中央最低賃金審議会が示した「令和7年度地域別最低賃金額改定の目安」は、Aランク地域(東京都等6都府県)63円、Bランク地域(宮城県等28道府県)63円、Cランク地域(沖縄県等13県)64円でした。しかし、各地方最低賃金審議会では、目安を上まわる引き上げ額で答申する例が相次ぎ、平均引き上げ額は66円となったとのことです。各都道府県の審議会が中央の示した目安額を大幅に上回る答申をする傾向は、2023年ころから顕著になっています。

 地域間の労働力獲得競争、地域ごとのプライドが背景にあるのでしょう。この最低賃金の引き上げは2025年10月から都道府県ごとに順次実施されます。

全国で千円を超えた

 2025年は新たに31道県が時給1,000円を超え、全ての都道府県で1,000円を超えました。「ようやく!」という感じです。早めに1,500円に達したいものです。

地域間競争

 2022年には沖縄県等10県が853円で全国最低に並んでいました。しかし、2023年にこれらの県が目安額を大幅に超える引上げをしたため、これまで最低ではなかった岩手県が、目安額どおりの引上げをした結果、単独で全国最低になってしまいました。

 2024年は、その岩手県が目安額に9円も上乗せして引き上げたため、目安額に4円しか上乗せしなかった秋田県が単独で全国最低になってしまいました。

 2025年は、東北諸県が頑張った結果、沖縄県、高知県、宮崎県の3県が1,023円で最低に並んだようです。この3県も目安額64円に7円も上乗せし71円も引き上げて頑張ったのに・・・。

 今回の改定により、最高額(東京都の1,226円)に対する最低額(沖縄県・高知県・宮崎県の1,023円)の比率は83.4%となり、昨年度の81.8%から大幅に格差縮小になったようです。
 全国最低だけでなく、各ブロックの最低を避ける競争も続いています。今後も地域間競争に期待します。
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 8月4日、厚生労働省の中央最低賃金審議会の小委員会が、2025年度の最低賃金額の目安を全国の加重平均で時給1118円にすることで決着しました。現在の1055円から63円、伸び率では6.0%の引き上げです。この増加幅、伸び率は過去最大のようです。

 具体的な引き上げの目安は、都道府県を経済状況によって分類したA・B・Cの3つのグループ別に示されています。Aグループ(東京や大阪など6都府県)とBグループ(北海道、広島、福岡など28道府県)は63円、Cグループ(秋田や沖縄など13県)は64円です。

 現在、最高は東京都の1163円、最低は秋田県の951円なので、目安どおりに引き上げられれば、全都道府県が1000円を超えます。「ようやく!」という気持ちです。

地域間競争を期待

 2023年ころから、各県の間で熾烈な最低賃金引上げ競争が始まっています。例えば、2023年は岩手県が全国最低、東北ブロック最低だったのですが、2024年に中央が示した目安額に9円上乗せして59円引き上げた結果、目安額に4円上乗せの54円引き上げとした秋田県が全国最低、東北ブロック最低になってしまいました。

 2024年も最低賃金引上げ競争が続いた」 参照願います。

 プライドの問題に加え、労働人口が他地域に奪われては大変なので、真剣勝負です。どこの県も、ブロック最低は避けたいところでしょう。

 日本の生産性を高めるには、賃金上昇が不可欠であり、最低賃金は早期に1500円程度にはしなくてはなりません。さらなる競争を期待します。今回の引上げについても事業主側がかなり抵抗しているようですが、この程度の賃上げに対応できない事業者は、労働者を抱え込む資格はないと思います。
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