明日の4月25日から東京都など4都府県に3度目の緊急事態宣言の発令が決まりました。3月21日に2度目が解除されてから、わずか1か月余りです。この政権の愚かさ、無責任さに、あきれる思いです。
責任を取って辞任が当然
3月に2度目を解除する際、すでに再拡大の兆候が表れており、心配する声が圧倒的でした。それに対して、基準がどうのと言って強行したのです。再拡大を心配した質問に対して、菅首相は「再び宣言を出すことがないよう対策をやるのが責務だ。」と答えています。そのことの責任をどうとらえ、どう責任を取るつもりなのでしょうか?
あの状態で宣言を解除する以上、再拡大して3度目の宣言を発しなければならないような状態になってしまった場合は責任を取って辞任するくらいの覚悟でなければならなかったはずです。
伝統的な「バカの壁」
目に入っているのに見ようとしないものは見えない、脳が認識しない「バカの壁」のような現象は、日本の指導者の得意技のようです。
危険であることが分からないはずがないのに、分かろうとしないから、それが見えない。古くは無謀な戦争に突入していった軍部、最近では、日本を滅ぼしかねない危険を無視して突き進む原発推進、2021年東京オリンピック、そして3月に行った新型コロナの緊急事態宣言解除・・・。
徹底的に感染を封じ込めてから解除すれば、第3波、第4波はなかったでしょう。経済を動かすのを急ぎ過ぎ、あるいは東京五輪中止の声が広がるのを恐れ、中途半端な対策を繰り返して、結果的に国益を大いに害してしまいました。万死に値します。この点では中国や台湾の政府を見習っていただきたいものです。
今に至れば、3度目の緊急事態宣言はやむを得ないでしょう。今度こそ、次の再拡大を招いたら辞職する覚悟で、徹底的な封じ込めをお願いします。
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