ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> NHKスペシャル : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:NHKスペシャル

 8月16日(土)、17日(日)と2夜連続で、NHKスペシャル「シミュレーション」が放映されました。太平洋戦争開戦の少し前、官民から各分野の若き俊英が総理大臣直属の「総力戦研究所」に集められ、日米が開戦した場合の結末を予測させられたエピソードです。

 私はこの史実をNHK朝ドラ「虎に翼」で知って関心を持ち、この詳細が記録されている猪木直樹氏の著作を読みました。NHKスペシャルもこの著作をベースにしていますが、再現ドラマはストリーを盛り上げるための脚色が加えられており、そのことは番組の中でも紹介されていました。

 「日本人はなぜ戦争をしたか 昭和16年夏の敗戦」(猪木直樹)を読んで 参照願います。

 集められたメンバーは、出身母体や専門性に応じて模擬内閣の閣僚等に任じられ、軍や省庁等から機密資料を持ち寄ってシミュレーションを重ね、日本は必ず惨敗するという結論に至ります。当初はその結論を否定しようとした陸軍、海軍出身のメンバーも、次第にその結論を受け入れざるを得なくなります。

 その結論を、実際の閣僚らの前でプレゼンした訳ですが、勇気のいることだったと思います。身の危険も感じたでしょう。
 せっかく若き秀才たちの叡智を集めた報告にもかかわらず、東条内閣は日米開戦に突き進みました。理性ではダメだと分かっていても雰囲気にあらがえずに進んでしまう、日本の社会の危うさがよく描かれていました。
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 3月19日(土)、20日(日)、「NHKスペシャル」で福島原発の事故について2夜連続の特集がありました。「原発事故12年の新事実」「原発事故12年新たな謎」の前後編で、日本が壊滅の危機に瀕した88時間の再現ドラマ等で構成されていました。とても見応えのあるドキュメンタリーでした。

 私は、19日、20日は他の予定があって視聴できなかったので、録画して後日視聴しました。

 番組では、相次いでメルトダウンを起こした1号機、2号機、3号機のトラブルへの緊急対応の様子が再現され、息詰まる思いでした。死を覚悟して現場で対応に当たる吉田所長以下の義務感、放射線の高い場所でバルブを閉めに向かう決死隊を部下から募ることとなる管理職のつらさ、家族のことを思いながらも決死隊に名乗り出る多くの社員・・・。

 事故後の聴き取り調査で、吉田所長はその時の心境として「我々のイメージは、東日本壊滅」だったと語られたとのことでした。

 私は、幸いにも、そのような過酷な現場で、過酷な立場に立たされることなく人生を終えられるだろうと思います。

 この番組で再現された危機だけでなく、他にも4号機などで東日本を壊滅させかねない危機が発生していました。

 「福島原発事故の数々の奇跡」 参照願います。

 

 原発事故の記憶は、風化しつつあるのでしょう。番組内でも、「世界が原発への依存を再び強めようとしている」と指摘していました。

 従来から、原発には100%の安全などありませんでした。ロシアのウクライナ侵略などにより、原発に対する武力攻撃の危険も加わりました。番組では、そのことも指摘していました。「NHK、Good Job!」

 これほどの危険を冒して原発を推進しなければならない理由など、考えられません。誰からもそんな説明は聞いたことがありません。

 この状態で原発を推進するのは、売国的行為だと思うのですが・・・。

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 本書は、2014年に放送されて注目されたNHKスペシャル「老人漂流社会 『老後破産』の現実」をベースに、テレビでは紹介しきれなかったエピソード等をまとめたものです。

 金融審議会のワーキンググループ報告書の案で、夫婦で月に19万円もの公的年金を受給してもなお2000万円不足するなどということが報告されていますが、本書に描かれているのはそんな能天気な話ではなく、悲惨な現実です。例えば、毎月6万円の国民年金からアパートの家賃5万円を支払い、残り1万円で生活しているなどです。

何十年も懸命に働き、生活してきた人が、ちょっとしたきっかけで「老後破産」に至ってしまう・・・。

 

 老後破産に至るきっかけは、様々です。家族の介護のための離職病気、起業の失敗離婚や配偶者の死亡(国民年金が一人分になってしまう)、失業した子の同居・・・。勤務していた会社が年金の手続をしていなかったなどという非道なケースもあるようです。私の勤務先は大丈夫ですが、きちんとした企業でない場合は、確認が必要です。

 ただし、大会社に勤めていたり、公務員だったりしても、絶対に大丈夫だなどとはいえません。

 

 本書を読むと、安直な「自己責任論」は誤りだと感じます。

 ただし、公的年金一般の給付額を増やすべきだという議論にも賛成できません。現役世代の負担をむやみに増やすべきではありません。国民年金の将来的な拡充は必要だと思いますが、保険料も増やさなければなりません。

 生活保護制度が極めて利用しにくい制度になっていることも問題だと感じました。親族に迷惑をかけないために自分の葬式代として50万円くらいの預金を守っていると生活保護が受けられないなど、制度の見直しが必要でしょう。

 生活保護世帯と低年金世帯の逆転現象、特に生活保護になると医療費が無償になって低年金世帯の悲惨さとの格差が著しい問題などは、制度間の調整措置が不可欠でしょう。

 

 こういった切実な問題について、深い議論をする材料が示されないまま、今度の日曜日は参議院選挙の投票日です。

 「都合の悪いことは参院選後に? 年金財政検証」 

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